魔法少女

真一は学校へ行く誘いで正樹の家のインターホンを押す。

何故か母さんが出てきた?

「おはよう真一君、正樹ちょつと体調が悪いみたいで、

今日は、とりあえず学校休ませて様子を見る事にするわ」


真一は心配そうに

「分かった、おばさん、正樹によろしく」

そう母さんに告げ歩き出した。


寂しそうに一人で歩く真一にオレは話しかけた。

「真一、聞こえるか」

真一は周囲をぐるぐる見回した、人が近くにいるかを確認している。

聞こえてるみたいだな。

「真一、オレだ正樹だ、魔法で話しかけてる、周囲の人には聞こえてない声だ」

真一は普通に驚いていた。



その頃、桃花はまだベットの上で布団の中だった。

まだ冷静さを取り戻せず、思考もまとまらなかった。

「何かを間違えたんだ私」

何故か言葉になって出た、そして涙が自然とあふれ出ていた...


少し時間がたつと、いつの間にか家は静まり返った、

母さんは仕事に行ったのだろう。

外から小さく物音が聞こえる。

桃花は落ち着きを取り戻しつつあった。


そんな時、何の前触れも無く突然ベッドの横で ドスン と音がした。

ビックリし布団から顔を出すと、そこにはヒラヒラな紫系の服装、

見た目で誰もが分かる(魔法少女)が立っていた。


その魔法少女は言った

「え、男!、おまえが魔法使ったの?」

桃花に魔法を使った覚えは無かったが、

今はこの魔法少女に助けを求めるしかないと思った。


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