第3話 春

手袋する人、私だけ

つぼみの雪柳の列を眺める。

タラの芽を口にする

夕方明るく寒い

朝布団が気持ちいい

別れて出会って、世界が広がる

芝が色を戻す

雪柳をながめて、つつじのつぼみを愛でる。

霜が朝露に変わる

服を間違うと鬼寒い

くしゃみだびえんだ花粉症

写真を整理する、成長を感じる

梅にメジロが並ぶ

ランドセルが鮮やか

日差しで汗ばむ

モンシロチョウが花を探す

メジロが梅から桜に渡り歩く

油断すると寒い

子も親も成長する卒業式

スーツの腹がキツイ

スカートのお尻がキツイ

年と共に成長している

卒園、入学、初めてお店で髪を切らせる

切り花のつぼみを咲かせる砂糖水

3兄弟今年はみんなで小学校

長雨で洗濯物がたまる

黄砂は車を汚す

大雨、雷、パート先、涙目で帰る

日刺し、痛い

自転車を降りると額に汗が滲む

開花予想とにらめっこ

花見の予定は天気次第

卒園入学ダイエット

ランドセル、ホコリが積もる春休み

学校に園のあの子がおらず泣く

雲は厚みを増し、服は軽く、上を向いて歩く

まっさらな就活スーツが眩しい

お洒落な薄着は彼に引っ付いていると、ちょうどいい

靴擦れ痛いが面接だ!

初対面、愛想笑いは大切だ。

出会の一歩、話しかけたの私から

あの時この時その瞬間きっと一生覚えてる

人気が低く、しっかりした会社は多い

会社は学生を選ぶ様に、学生も会社を選ぶ

初対面いじめの種は埋められて

桜が冬を終わらせる

汗ばむ陽気にカラオケに、チューハイビール、のみのみのみ

地域の祭り、クラブ勧誘、高齢カラオケ、うどん、焼きそば、たこ焼きは消えた、年々小さく細りゆく、来年からは隔年だ。

新芽の緑は眩しくて、悪い虫が付かぬように見守る

雨つつじ、新芽が輝く

雨の日の暗さが好き。

黄砂は車を汚す。

花粉症、いつも困るよ花粉症

蕾、咲、桜、雨、風、散るで終わらない、実のり、葉、元気に茂る。

木漏れ日心地いいのは葉桜の時、イラガに出会うと大変痛い

目を護れ、毛虫やイラガは落ち逃げる

害虫対策に薬を撒き、電動、薬剤散布は楽々だ

バーベキュー、肉買い子供に任せるな、カルビばかりはさすがにキツイ。

ベランダで寒さを気にせずタバコ吸う。

頬を撫でる貴方の手は煙の臭いがした

公園で○○するなと書くよりは、どうすりゃいいかを書いて欲しいな。

季節だ走りだ、土筆は苦手

冬の名残のブリアラ大根

菜の花、ワサビで醤油漬け。

のむのむのむ、うれしい悲しい、のむのむのむ

気づけば家計が苦しい

カラスノエンドウ、オオイヌノフグリ、早く出会うの小さい子。

靴に靴下買い替える。

剣道の声が鋭く響く

拙なかった所作が、見違える、こどもで無くなる瞬間

参観日に思い知る我が子の猫かぶり。

家の中でも猫かぶりして欲しい。

そろそろか、自他比べ、違いに気づく3年生。

正義はいじめを苛烈にする。

冬タイヤ戻したいのに戻らない




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季節ならべ 由兵衛(よしべえ) @you_hey_cool

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