第三話 AnotherOne case Vomid=Torture
これを読んで頂く前に…
胸糞、グロ、強姦要素が軽くあります
苦手な方は読むのをおすすめしません
第三話 生き人形と母親を先に読むと楽しめる
構成にしている為先に読む事を
おすすめします
それではどうぞ
わたくしの名前はヴォミット
本名はヴォミット=トーチャー
この名前はママが付けてくれましたの!
ママは真っ白な狼ですっごく強いんですの!
そんなママと今日はお外でお仕事なの!
やーっと辛気臭いお部屋で呪いの言葉を
呟かなくてすみますわ〜!
でも一つだけ心配がありますの…
それはわたくしが生き人形
つまり呪物人形であって
その封印が解けそうになってる事なの…
普段ならママが優しく抱きしめくれるから
封印が強まって
事なきを得るのでございますが…
今日に限ってママとは離れ離れ…
それにママがいつもと違うのでございます…
そんな時
大きなカメラを担いだオトナ達が
来たのでございます
「やー!どうもどうも!我々ネメシスTVの取材班でございます〜!」
テレビ番組の取材なのかしら?
あんまり感じは良くありませんわね…
すると急に取材班の一人に掴まれ
クルクルとわたくしの身体を
回し始めましたの
思わずわたくしは叫びました
「ママーっ!ママーっ!」
でもママは助けなかった
代わりにフィギュア様が
助けてくださいましたわ
わたくしが目を回してる間に
話が進みテレビに出演することが
決まったのでございます
わたくしは不安になり
思わずママにすがりよりました
するとママがわたくしに
耳打ちをしたのでございます
「封印を番組の一番盛り上がる所で解け」
ママの考えに思わずニヤけてしまいました
はしたない…
でもこれ以上封印で閉じ込めるより
放出した方が確かに楽なのでございます
「軽く放出して終わろう」
そんな漠然で曖昧な考えの中
テレビ局へ向かったのでございました
しかしそんな考えを壊すかの様に
わたくしに災難が
降り掛かったのでございます
〜テレビ局〜
「ココがお前の楽屋だ」
「えっ…ココって…」
そこはたくさんの呪物が集まった
とても楽屋とは言えない場所でした
「わたくし…ココ嫌…怖い…」
「ごめんな…俺、同じ人形だからヒトと同じ楽屋で良いだろって言ったんだが…俺の力不足だ…すまない…」
ガタイの良いシェパードのお兄さんは
わたくしに悲しそうに言いましたわ
「…そうだお前にこれを渡そう」
「えっ、これって…」
渡されたのはボタン一つ押すだけで
特定のヒトを呼べるいわゆる小さな
電話でした
「寂しかったら、コレ押しな。いつでも駆けつけるからよ!」
「えっ、でもお仕事が…」
「いいって!どうせ今日でココは退職だ!あ!あとコレ…」
そういうとポケットからたくさんの
お菓子を取り出しましたの
「さっき楽屋からこっそり持って来たんた。コレ食って元気出しなよ!」
「わぁ…ありがとうございまし!」
「キミとは、次会う時は別の形で会いたいな。今度は暖かいココアでも飲んで話しようや」
「うん!お兄様もお仕事頑張って下さいまし!あと…コレ…」
「ん?なんだ?コレお前さんが作ったのかい?」
「うん!そのお守りはどんな厄災でも跳ね返すお守りでございますです!」
「…呪物を扱うキミが言うんだから間違いないな。ありがとうポッケに入れとくよ!それじゃ!俺は仕事があるから!」
そう言ってお兄様は部屋を去りましたわ
早速お菓子を食べようと思ったら
霊気がわたくしの身体を覆いました
「えっ?!…嘘…まさか…」
霊気の正体は
壊れた呪物からでした
「そんな!どうして?!」
「ああっ!さ、猿の手が完全に折れて…コトリバコも割れて中身が…」
「呪物をこんな邪険に扱うなんて…許せませんわ…!」
その時でした
わたくしの中に
小さな着火剤が出来ました
「そうだ!この霊気と邪気、怨念を全て取り込もう!そうすれば大きな爆発を起こせる!」
「呪物を邪険に扱った事を後悔させてやりますわ…!」
数分後
「よし…取り込めた…うっぷ…ダメダメ吐いちゃ…」
瘴気という瘴気を全て取り込み
後は爆発させるのを待つだけなら
良いのでございますが…
「肝心の爆破させる火薬がない!お菓子では火薬になりませんわ…一体どうしたら…」
そんな時
現れました
火薬と
地獄が
「おぉ〜ココだネ…ロリの呪物人形がいる場所は…」
「だ、誰ですの…」
嫌な予感がした
明らかにわたくしを狙ってる
「けけけけ…カギをかけたぞぉぉぉお…」
「コレで何しても良いってコトだよなァあ?」
「ひっ…!」
その大型の犬の股間は膨れ上がり
汁がズボンにまで染みていた
何をされるか直ぐに分かった
「オラァァァァッ!!!!」
わたくしの身体が宙に舞った
どうやら蹴られたらしい
わたくしは呪物のガラクタの山に突っ込んだ
「ぐへっ!」
「けけけけ…」
身体が
動かない
「おぉ〜良いぐったり具合…」
その怪物は
動けないわたくしに
のしかかり
今までで最悪の接吻を交わした
濃厚なまでの臭い匂いを嗅ぎながら
ぐちゅぐちゅとわたくしの口の中を
大きな舌で堪能すると
次はわたくしの顔全体を舐め回す
舐め終わると大きな熱いモノに顔が触れる
それはいきり勃ち、先から透明な液体が
ひっきりなしにどろどろと出ていた
「あぁぁぁぁ!我慢出来ねぇ!」
そのわたくしの口と同じくらいの
太さのモノは
わたくしの身体をつらぬいた
「あがっ…ぐぇっ……」
もう立ち上がる力すら残っていない
わたくしをボロ雑巾の様に何度もしごく
雄特有の生臭い臭いがわたくしの
全身を包み込み
染み渡ってゆく…
あぁっ…あぁぁぁぁッ!!出るッ!!
先を喉の手前で止めると
わたくしの身体の中に注入される
わたくしのお腹はみるみるうちに
膨らんでゆき……そして…
「ヴぉえっ!」
入り切らなくなった真っ白な液体は
わたくしの口と鼻から流れ出した
「あ…が…」
おもむろにさっき渡された
電話に手を伸ばす
幸いバレていないようだ
だが
神などいなかった
「けけけけけけけ!まだ…まだ足りねぇ!」
そのまま足を引っ張られ
引き寄せられる
「もう…もう出そうなんだよ…!」
「い……嫌…」
「あぁぁぁぁッ!!」
そのいきり勃つものから再び
大量の白い液体が飛び出す
それを全身に浴び
わたくしは内側、外側
心身共に白い液体漬けにされたのでした
「はあっ…はあっ…ロリ人形の精子漬け…いっちょあがりィ…」
「気持ち良かったぜ?けけけけけけ!また頼むぜ?」
そう言って男は部屋を去った
わたくしはぬるぬるした身体を引きずり
やっとの思いで
電話に手を伸ばした
「よう!意外と頑張ったな!どうだ?調子…は…」
「お…兄……様……」
「おいっ!大丈夫か!!ぐっ!な、なんつう臭いだ!」
お兄様は自身の持ってたタオルで
わたくしの身体を拭いてくれました
「しっかりしろ!誰だ!誰にやられた?!」
「う、あぁっ…」
「ダメだ、衰弱してる」
「くっ…どうしたら…」
「おい!そろそろ本番だぞ?!」
最悪のタイミングで
最悪の司会者が来た
「いや中止だ!人形が強姦された!」
「中止ィ〜?たかだか呪物がオナホにでもなったんだろ?別に良いじゃあないか、呪いが強まって強力になる」
「ふざけるな!彼女を見てみろ!酷く衰弱してンだぞ!それに人形を強姦するのは立派な犯罪だ!」
「キミィ…分かってる?こっちは100万の大金がかかってんだ!今強姦されて生放送中止されたら大損害なんだよ!たかが強姦でガタガタ抜かすな!」
「てめぇっ…!」
「だ、だい…じょう……ぶ」
わたくしは立ち上がりました
「お兄様…わたくしの、メイド服を着させてくださいまし…」
「お前…無理するな!もう立てる体力も無いだろ!」
「大丈夫でございます…それより耳を…」
わたくしはお兄様に耳打ちをしました
「呪いを爆発させる。テレビ局を出ろ」
「お前…」
最後にお兄様は優しく
抱きしめで下さったあと
無言で部屋を出ました
「いや〜キミがやる気になってくれで助かったよ〜大いに盛り上げてくださいね!」
「当然…ですわ…」
全て揃った
何もかもを
コ
ワ
シ
テ
ヤ
ル
番組が始まった
内容は興味無い
色んな肉の塊が来てた
その中で懐かしい塊をみた
名前は忘れた
そして
わたくしにスポットライトが当たった
まさに今だと思った
「トーチャー!貴様何が目的じゃ?!殺戮か?!それとも…」
「生け贄ですわぁ〜♡」
わたくしは今まで我慢してた
怨念を
瘴気を
霊気を
全て爆発させた
「あはハははハハはは!!」
あぁ
身体が軽い
今までの我慢を
今までの報いを
果たす時
手始めわたくしは
観客席にいるいけ好かない肉塊を
神通力でちぎった
だらだらと内蔵がまろひでる
次にその臓物で気に入らない
司会者の首を縛って宙に浮かせた
くだらない霊媒師が抑え込もうとしている
実にくだらない
わたくしは神通力で彼らの力を封じた
人を肉塊にしているうちに
アイツを見つけた
わたくしを汚した奴だ
「ミツケタ」
神通力で目の前まで引き寄せる
まるで子犬同然の様に震えている
「貴様のおかげで爆発する事が出来た。ココロより礼を言う。こんな時でも貴様はいきり立ってるな?」
彼のスボンは同じ様に膨らんでいた
「では、去勢という名の褒美をやろう」
彼のスボンを下げ露呈させる
「あの時の怨み……晴らすべきか……」
呪物のナイフを使い
一瞬のうちに切り取る
「ぎゃああああ!!」
「おーおー…あの時の白い液体も出ている…汚らわしい…」
「ふん…最後に残ったな、じじい…」
そこには霊媒師の権威が立っていた
「わたくしは祓えるか?」
そう言うとその権威は彼女に背を向け
スタジオから出ていった…
ハハハハハハハハハハハハハハ!!
我々の勝利だアハハハハハハハハ!!
違う
違う
わたくしが欲しいのは
こんな虚しい勝利じゃない
ママ…今どこに居るの?
ママ…会いたいよ…
ママ…
「ママぁぁ〜うわあああん!!」
〜テレビ局 入口〜
「…結局戻ってきちまった…あの子が心配だ…でもどうしたらものか…」
シェパードの男が考えていると
後ろから颯爽と白い狼の女性が横切る
「!おいアンタ!危ないぞ!」
「なんだ、この私様を指図するのか?」
「…!…アンタあの子の母親だよな?!あの子を助けたいんだ!協力してくれ!」
「ん?協力も何ももう全て終わっている。これから迎えに行く所だ…」
「えっ…?」
「着いて来たきゃ着いてきな…」
「ッ!!言われなくとも!」
テレビ局に入ると凄惨という
言葉に相応しい状況だった
「おい……なんだこりゃあ…全員死んでるのか?」
「あぁ、死んでるな。全員内蔵をシェイクされてな…」
「ココで良いんだな?」
「あぁ、ココがそのスタジオだ…」
重いトビラを開いた先は
赤黒い水溜まりの中
泣きじゃくるヴォミットの姿があった
彼女はその水溜まりに入り
優しくヴォミットを抱きかかえる
「うっ…えぐ…ぐすっ…」
「お嬢ちゃん!無事だったか!」
「お、お兄様…!」
「良かった…!」
シェパードの男は彼女を優しく抱きしめた
「てめぇ、なかなか見込みがあるな…」
「そうかい、俺は普段通り接してるだけさ」
「ヴォミットがここまで懐くのは珍しい。お前、名前は?」
「ハロルド=ミュラー…皆はハリーと呼んでる」
「そうか…良い名前を持ったな…暇があったらココに来い。仕事をやる。それじゃあ私は帰る。いずれ騒がしくなる、お前も急げよ?」
「あっ、はい!それじゃ!」
―ー―
ー―
ー
(あぁ……私の愛しいヴォミット…聴こえるか?叫び声を、聴こえるか?命乞いする声を…私の大事な一人娘…お前の敵は命を懸けて私が殺そう……お前の笑顔だけが私の宝だ…今日は良いお兄さん候補を見つけたな…早く家族を探そう…昔みたいに賑やかに暮らそう…)
AnotherOne case Vomid end
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