私と娘の透明な壁
兎束作哉
第1話 独白
私には不幸がありません。一時期、私は不幸だと何度も思ったことはありますが、今の私はとても幸せです。障がいを持った娘と二人で暮らしています。
私は何度も娘なんて産まなきゃ良かったと思ったことがあります。娘の夢を親として応援できなかった時期もありました。
しかし、私の娘は強く夢に向かって進んでいきました。その姿を見て私は改めて、子供の強さを知りました。障害なんて関係ないと、娘はいつも前を向いていました。
私はそんな娘が大好きで、彼女は私の生涯の宝物です。
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