日常

宮里 京

誘い

「今度の連休久しぶりにみんなで集まらねー?」

「いいね!ちょうど暇してたし。カラオケ行って近況報告しない?」

「ごめん!その日は彼女との記念日で…」

「俺は彼女候補探しに行ってくる。」


「はぁ…」俺はため息を吐く。どうしてこうも適当な人間が俺の周りに多いのだろう。

大学のつまらない講義を受けながらタブレットで開くグループLINEを見て思う。

「でも結局、このメンバーが1番落ち着くんだよな。」

大学3年にして未だに「親友」と呼べる友達は高校からの付き合いがある3人だ。あ、あと中学からの同期も1人追加で。

この物語はそんな個性あるメンバーの少し見覚えのあるようなないようなどうでもいい日常。





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