応援コメント

」への応援コメント

  • 文章力、素晴らしいです。
    エピローグの表現の美しさが圧巻で、ノスタルジーを感じる夏の日差しいっぱいの美しい情景が脳裏に浮かびました。

    また、「じゃ、やろっか」のセリフでバトルシーンに切り替わることで、日常が突然奪われ、戦いの世界にはいるーー。
    これからこうゆう物語がはじまるんだなと読者につかませ、期待値を上げ、物語に入りやすくなる上手いエピローグだと思いました。


    アクションシーンもとても良きでした…!
    躍動感、臨場感!
    わたし、書くの苦手なので見習いたいです。

    ちなみにわたしも自作で蜘蛛が登場人物を襲うシーンを書いていて、おおっとなりました。
    蜘蛛、いいですよね…(*´ω`*)虫フェチとしては、カマキリ、クモ、アリは巨大化バトルで映える三大肉食虫だと思ってます。

    作者からの返信

     ウワーッ生物造形!
     クリーチャーとして登場させつつもディテールや魅力の点に著しい心配を抱えている伊草です。蜘蛛! 出ておられますか!!
     ちょっと勉強のためには押さえなければ……という思いを新たにしました。

     つい虫の話に先に食いついてしまったのですが、文章全体的によかったよ! というの、うろこ道さんの文章が性癖へ刺さっているだけに特に嬉しかったです! これは……自信に……なります……!

  • まず、私自身の持論といたしまして読みやすさは意識しています。文章のリズムや流れを重視する傾向があります。また、話の内容に合わせて適切な文体で文章を構成しようとする傾向もあります。

    本題のホロウライトに関してですが、やはり第一印象は句読点が多い、文章の切れ目が多いとなります。文章として破綻はしていない(読める)ため、慣れれば問題はないです。
     ライトノベルに慣れている人間であれば問題ないのかもしれませんが、そうでなければ読んでいて疲れます。
     戦闘描写やパルクール、伝えたいであろうシーンにおいて句読点等のクセが強く出ているかと思います。日常パートにおいてもその傾向はある程度見受けられます。
     全体として句読点の打ち方が書きに準じた物というより、声に出して読んだ際の息継ぎに近い打ち方と感じました。戦闘描写等に関してはそれに加えて強調したい単語、短文に句読点や横線(文章のギミック)を多用していると感じます。
     作中用語は漢字にルビなので、どういうものか説明無しでもある程度推測可能なため個人的には問題ないです。あくまでSFを好んで読んでいる人間の意見です。そうではない読者にとっては問題になる可能性はあります。
     作中用語が頻出し、ルビによる当て字、常用漢字ではない漢字の利用、読みにくさの要因は複数ありますが、同時に雰囲気の構成もこれらの要素により成り立っています。
     文章を全体としては(ラノベ的な)カッコいい文を目指しているのかと推測しました。軽い言い回し、特異な修飾に次ぐ修飾、情報過多な文章、体言止め等の文章を強調する手法の多用及び連続使用、伝えたい事及びやりたい表現を注ぎ込んでいる様に感じられました。 
     初見では読みにくいですが慣れれば問題なく、文章から情報の取捨選択が可能になります。また特徴的な分、雰囲気もよく出ています。
     読む人によりますが刺さる人には刺さる文章です。非常に格好良く映るでしょう。
     文章が強く個性的なのは私個人として悪い事とは思いません。比較的一般的な文と特徴的な文、日常パートと異能関係パートの出し方も交互に出す等の比率を気にした対応も見受けられました。特徴的な文パートにおいても、どの程度の強度でどれだけ表現を盛り込むかという、緩急の付け方は見る限り考えて構成されていると感じました。特徴的な文のため読みやすさを重視して万人受けの文にした場合でも十分に個性は出ると思いますが、比率のバランスは自由に調整していただければ幸いです。
     個人な結論としてあまり変更する必要はないと考えます。

    作者からの返信

    細密な分析の上、結論に至るまでの個別検討過程を示して下さり、ありがとうございます。痛み入ります。
    いま手元に物理ノートがないため、また明日あらためてしっかり消化しようと思うのですが、過程を記してくださっていることによって得られた理解が多くあります。

    特に第一印象としても挙げてくださった句読点、区切りの多さについての分析が大きな理解に繋がりました。
    「書きに準じた物というより、声に出して読んだ際の息継ぎに近い打ち方」という一文がその最たるものです。
    このご指摘により、「書きに準じた」ーー文法にてらして追った際に意味を取りやすくするような(と取った自分の理解が間違っていないといいのですが)ーー句読点の付け方を行うことがすなわち一般的なわかりやすさである……という認識を初めて持てたと感じました。

    つまりどうも、自分は「音声言語と文字言語は同一のソフトで処理するものだ、これは一般的なことだ」と思っていたようなのでした。

    これまで、「文章がとても良い」と評価してくださる方の間に漠然とした共通項を感じていたのですが(褒めてくださる方はそれはもう手放しなのです)、それがこの「言語情報を処理する際、文字の処理に音声処理的な影響が出る……すなわち息継ぎ的リズム感覚の下で読解処理が行われる」という点にあるのではないかとおかげさまで思い至れました。

    また記事にまとめようかと思います。
    あらためて感謝を申し上げます。