看護についてのお話

菜の花のおしたし

第1話 看護記録

看護記録を見た事ないでしょうね。


私は長らく、

問題思考型看護記録方法を使っていました。

なので、今もそれを使う習慣が染み付いてます。


これは

S 主観 患者さんの訴えのみ

O 客観的情報のみ

A アセスメント 考察のみ

P 計画のみ


では、一例。

患者さんは大腸癌末期、腫瘍が腸を閉塞しかかってます。


S 便秘だと訴えあり。二日間、排便無しとのこと。排ガスあり。腹痛(ー)悪心(ー)

食事は食べたとのこと。


O 腹部触診ソフト、腸蠕動音弱い、金属音(ー)

直近のCT、CFで腫瘍が増大し、腸を圧迫している。


A 腫瘍の増大により、通過障害を起こしていると思われる。しかし、今のところイレウスの

所見認められてない。

しかし、このまま排便なければ、イレウスを

起こす可能性が高い。

排便を促す必要性があると考えられる。


P 主治医へ状態報告。


O 主治医から酸化マグネシウム330mg分3で

服用指示あり。

本人へ説明して、1回目服用してもらう。


A 酸化マグネシウムが開始されて下痢になる可能性あり。


P 排便の状態に合わせて、酸化マグネシウムの

増減を行うことを申し送りしておく。


これ、サッサと書けるようになるまで

何年もかかります。

基本、記録は残業でした。


変わりなし。

特変なし。

といきたいのですけど、そんなもん、

観察してない!とお叱りがあるので

必死でした。






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