いまさら

「あなたのことが好き」などと、どの口が裂けて言うのだろう。


わたしの心をその口でどれだけ潰してきたのだろう。


卑しいものを見下して嘲ることを楽しんで、


それがお前の好きならばなぜもっと早く言わなかった。


それが好きだと初めから分かっていたら、わたしでも


お前のことをもっと早く嫌いになれたはずなのに。

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詩集:つぶやく勇気もない気もち オキシ流星 @kishiryu

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