番号7
記憶の回復を一番に考えるなら、やっぱり昨日のトマさんの行動をなぞってみた方が良いのだろう。
僕達はもう少し真剣になった方がいい気もするし。
それにトマソンを巡る事に、あんまり意義を見出せないんだよね。
トマソンに行って、それから――一体何をすれば良いというんだろう?
幸いと言うべきか、駕籠市の北西に位置する
北東方面に行く分には足に困ることもないだろう。大学に戻るときも同じ条件だ。
問題は北東に着いてからだな。
さてどの順番で回るか……僕は英賀先輩に貰った写真を、横に座るトマさんに見せてみた。
スマホに表示させた方が良いんだろうけど、この辺りは気分の問題だな。
それに選ぶとなれば、こうした方が何と言うか……公平な気がする。
「それで、どこから回ろうか? 階段と欄干のトマソンはそんなに離れてはいなかったな」
「そうだね。それじゃあ――」
・最初のトマソンらしいから階段型から 番号22へ
・実際どうなっているのか、よくわからない欄干を実際に確認したい 番号39へ
・それでも気になる、あの公園にもう一度 番号15へ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます