何も無い自分 『川に流れる霊夢』
辻田鷹斗
プロローグ 何も無い自分
名前はrと言う。私はこれまでの20年間何の意味があり、日々過ごしてきたのだろうか?今では自分に対して、そう問いてしまう。特に大学生になってから、何をしてもつまんないような物足りないような感じがする。勉強も、運動も、バイトも、家も、娯楽も、そして目標も、全てに興味を持てず続かないのだ。そんな中、テレビを見ていた時ある有名スポーツ選手が言った。『努力も才能の一つだと。』と。何事にも言い訳せず、ただひたすら模索しながら練習を繰り返すことは容易ではないのだ。特に我々人間という生物は欲がある。その欲を断ち切って続けることは至難である。私なら飽きて枯れるだろう。今は枯れるよりもさらに酷い気持ちだが。なぜ、そんな気持ちへ陥ったのか再び私の過去を思い返してみる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます