第7話『チート能力がチート過ぎた③』

ジョブについて


適正ジョブ:潜在的にその者に適したジョブ。

特殊ジョブと呼ばれるものは適正ジョブにない場合、選択ジョブとして選ぶ事は出来ない。

また、選択ジョブによるステータス補正は適正ジョブにより変動する。

後天的に特殊ジョブに適正を持つ場合がある。


適正ジョブ一例:戦士・魔術師・法術師・剣士・聖騎士・呪術師・龍騎士・巫女・侍・魔銃師等・・・


選択ジョブ:初回で冒険者ギルド・商業ギルドに登録する際、選択するジョブ。

選択ジョブ登録によりステータス補正が掛かるが、適正ジョブと別種を選択するより、適正ジョブと同種を選択する事により、ステータスに掛かる補正が通常より向上する。

選択ジョブは、該当者の血を媒介に登録する必要があり、特殊ジョブに適正がない場合選ぶ事が出来ない。

選択ジョブは後から変更出来、覚えたスキルはそのまま引き継がる。


選択ジョブ例:剣士・戦士・魔術師・法術師・狩人・呪術師・召喚士・密偵・武術家・錬金術師等・・・


(なるほど・・・改めて、ジョブについて確認出来たが、後天的にジョブが変更されるのは遺伝子か何かに影響があるのか?)


コウがジョブについて考えていた時、不意に女性の声が頭に響く。


-選択ジョブの登録完了。ステータスに補正が入ります-


・HP『160』+『1000』

・MP『♾️』

・STR『17』+『1000』

・VIT『10』+『1000』

・AGI『20』+『1000』

・DEX『13』+『1000』

・INT『10』+『1000』


「うぉっ!?」


一気に響く情報に驚き椅子から崩れ落ちる。

周りはビックリしてコウを見るが、苦笑いを浮かべて椅子に座り直した。


(何だこれ・・・選択ジョブの完了って事は、ギルドカードが出来たのか。にしても、このステータス補正って異常なんじゃないか!?これも創成者の影響だよね、何してくれてんだバ神!こんな異常者のまま何かやったら「俺何かやっちゃいました?」「俺TUEEEE!」もビックリのヤバい奴だよ!)


自身のステータスの異常性に神を恨み天を睨む。

ステータス画面が周りに見えない事が功を奏したが、このままでは前代未聞の災害級人族になってしまう。


(とりあえず何とかしないと・・・またスキルで上書きして・・・と)


ステータスの補正を修正し、改めて本に目を通したコウにこの後、更なる異常事態に陥る事になる。

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