逃げがちだった男、異世界で頑張る。
紗倉 伊織
第1話
今思えば、逃げてばかり、嘘ついてばっかり、負けてばかりの人生だった。
小学校の頃はとにかく自分の嫌なことからはすぐ逃げてたな。
体調不良とか嘘ついて。
だから友達も少なかったな。
身体だけはでかくなって、小心者。
ウドの大木。
好きなことはとことん出来たんだけどな。
野球が好きだった。
でも人より下手だった。
コントロールも悪くて、身体の使い方が下手で、打つのも下手だった。
そのまままともに活躍すら出来ずに小学校は終わったなぁ。
少し変わったのは中学生になってからだった。
打てなかったのが打てるようになった。
少しずつだが逃げることも減った。
でもその頃はイライラすることが多くてすぐ喧嘩になった。
馬鹿だったんだろな、ほんとに。
そんな俺にも友達が出来て。
好きな人が出来て。
その人に見て貰えるように野球に力入れた。
まぁダメだったけど。
高校に入ったらよく喧嘩してたヤツとは仲良くなった。
結局3年間ずっと一緒にいたな。
社会に出て、最初の会社とはすぐ喧嘩して辞めた。
次の会社では人身事故起こして精神的に辛くなって辞めた。
その頃、親と喧嘩して追い出された。
原因は朝起きられなくなったから。
言い訳だが事故で相手が妊婦さんだったからもしお腹の子に何かあったらってのを夜一人になるとずっと考えてしまって寝れなくなって、寝落ちみたいなことになってたからだろうな。
知り合いのところで働かせてもらっているが、色々限界だった。
同級生は楽しそうにしてる。
俺だけ惨めだ。
ずっと。
昔も今も。
そしてこれからも。
そんなことを思いながら車を運転していたが眠気が限界に近いからコンビニで寝ることにした。
あぁ。
明日起きた時にはそんなことを気にしないで生きれる世の中に変わってないかな。
お久しぶりです。
ちなみにここら辺は自分、紗倉伊織のダイジェスト的なのです。
こっから完全創作(こうなって欲しいなって思ってる奴)です。
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