#4

ひかりの落ちれば寝台づたいに永遠観測できたふうなくちぶりっておかしい


感覚されたいわたしはあなたは遠くとおく咲いて記憶なんか知らない


あやふやのあやふやってかわいいって世界中に吐きたい


真実にちかい隣接するかぎりなさの透明感をこそ紙面に投下したい、ですか


追随する言語間の白と白でなさの淡く滲む程度には軽薄と非合理と無神経とを往き来したい


だれかにちかしいだれかのゆびさき剝れかけた春のまんなかに似せられ


想像しようのないものばかりをしまって見ないの器官たどたどしいから嫌いになんかはならないよなれない


水果ての朝に忘れるって約束をしました(されたさって忘れるってできなさとわかちがたくないとか


ほほえむくらいに握りしめて肺臓鉱石っぽさのからからと箱詰めはいつまで


きれいなふうです地表ぶったどこか地図のうえのうらの記さないで燈して


つじつまあわせのがらすのあわいにわたしだけがいらない


いらないばかりのことばのあなたにわたしだけはいわない

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