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  • 部屋にいたへの応援コメント

    初めまして。
    この度は『自作品への意見や提案がほしい方へ』企画にご参加いただき、ありがとうございました。主催者の島流しにされた男爵イモです。

    作品の方を拝読致しました。
    面白い短編でした。ホラーといっても、サイコホラーに近い部類でしょうか。本当に狂っていたのは誰なのかという点や、主人公の目を通して表現される独特な世界が魅力的だったと思います。文章表現もそつなくこなされており、安心して読み進めることができました。とりわけその表現技法はトリッキーだった印象です。ナンセンス文学にみられる、意図的な論理の破綻といいますか。そうした技法が、作品の深みにつながっていました。

    気になった点は一つだけです。
    物語の解釈を読者に委ねるタイプの作品なので野暮な指摘のような気もしますが、物語の最後の答え合わせをもう少し丁寧にした方が親切かと思いました。本作では主人公自身がストーカーであり、対象の自宅で過ごしていた際に気づかれてしまい、流れで男を刺殺してしまいます。事件後、自宅に潜伏していた主人公の下に来客(警察?)が訪れて終幕。そうした形だったと思います。この解釈そのものに誤りがあれば申し訳ないですが、一先ずこの解釈で話を進めます。そうした場合、最後のテレビのニュース部分を加筆してもよいのではと考えました。ストーカーという事項の他、誰が殺されたのか、事件の目撃情報など。詳細が作中で補足されると、主人公の行為の客観視が可能になり、読者はホラー要素を考察しやすくなるのではと思います。参考程度に留めていただければ幸いです。

    以上になります。
    少しでも創作活動のお役に立てたのなら、なによりです。

    作者からの返信

    初めまして。

    感想、ご指摘感謝致します。最後の部分は、仰られるように加筆した方がいいかもしれません。
    読者に考察してもらう事を狙った作品なので、そうしにくくなる文章は避けたいと考えています。情報を制限しすぎたかもしれません。
    書いて頂いたことを参考に、改善案を考えてみようと思います。

    まだまだ書き慣れているとはいえず拙い文章でしたが、『部屋にいた』を読んで頂いて、本当にありがとうございます!