第173話

何て爆弾を投下していくのだとあの女神に憤慨したが冷静に考えると悪いことも無いように思う。

確かにただの女子高生をあちらに送るってどうかしているんじゃないの?と思うが、俺があちらの世界に行ったのは2年位前の話で中学3年の事だった。

メンバー的には戦闘できるメンバーだった。

明らかに無作為に選んでいない気がするがそれは神のみぞ知るだ。

送る人数は何人か等聞けばよかったと今冷静になってから思ってしまう。

前回同様なら4人かなとか思うが、そもそもの話として4人である必要もないと思えるが確認していない俺が悪い。

後で紗姫の所に行ってメーテルに神に聞いてもらおう。

女神から聞いたのに何故に神に聞くと思った諸君!

女神は何処に行くと言っていた?

そう!女神会なる女子会だ!!

という事で神に色々確認する必要があるだろうが、その前に確認することを纏めた方がいいだろうと思い付いた。

メッセージで元勇者メンバーに今から会えるかという事を送ると直ぐに全員からOKのメッセージが届いた。

さて、俺も準備するかと思い端と気が付いた。



「やべ・・・用件をぶっ飛ばして『今から会えるか?』としか送ってないわ~・・・」



多分は俺も気が動転していたのであろうが、今更用件を伝えるメッセージを送る事を躊躇ためらってしまって送らないを選択したが、よくよく考えてみれば送っておけばよかったと後悔をするまで1時間ほど・・・

待ち合わせ場所は駅前の喫茶店とした。

この喫茶店の良い所は以前も利用したが個室がある。

商談などで使うことも想定してではあるだろうが、1時間1,000円とリーズナブルだ。

この時間帯は空いてることも多いので確認すると空いているという事で、予約を入れた。

夕暮れではあるがまだまだ遅い時間でもないので駅前は賑わっていた。

現地に到着するとまだ他のメンバーは来ていないようだったので先に喫茶店に入り中で待つこととした。

到着後少しして天音、乙女、智の順番で現地にやって来たが、何か皆めかし込んでいる様に思えるのだが気のせいか?

乙女すらも余所行きの恰好で「如何した乙女?」と言いそうになったが嫌な予感がしていうのを止めたのは不幸中の幸いだったと後々気が付くが雰囲気から言えなくなっていた部分も大いにあったのかもしれないな。


やはり気のせいでは無かった。

全員が全員、デートのお誘いと思ったようで天音はニコニコと笑っているが目が笑っていないし、乙女も智もふくれっ面だ。



「え~と・・・何かスマン・・・」

「はぁ~・・・茂武!お座り!!」



天音が床を差して「お座り」と言う。

素直に従い床に正座する。



「それで?今日は何で呼び出したのかな?かな?」



智さんがご立腹で質問してきます。

乙女もウンウンと頷き「そうだ!そうだ!!」と言っている。



「え~と・・・家に女神がきて~」



状況説明をすると全員がテーブルに両腕を付き下を向きぶつぶつと何か言っているが、今、声を掛けると危険な気がするので落ち着くまで素直に待つこととした。

途中でお茶を持って来た店員さんに何故床に正座しているかを聞かれたがご愛敬だ。



「茂武・・・今回は慌てていたから仕方ないと考慮して許してあげる・・・」

「仕方ないね~」

「次からは事前にちゃんと説明しろよ!」



三人からお許しが出たのでテーブルへと腰を掛ける。



「すまん・・・次回があるかは解らんが気を付けるよ」



さて、デートを残念がる3人には埋め合わせが必要だろうが・・・

今は異世界に紗姫、清美、京の3人を勇者として送る方が良いかどうするかを決めることが重要だ!と思ったが3人からは「それは本人に確認してから決めましょう」と言われた・・・

何故に?異世界だよ?燃えるだろ?・・・どうやら「人それぞれ」と乙女に注意されたのだがゲセヌ・・・



「それは後でいいとして、何人送れるか、今度の魔王の強さとか倒すのに何年掛かるとかが重要じゃないの?」



天音よりのご意見だがおっしゃる通りです。



「と言うより私たちもまた行けるのかな?」

「どうだろうな~それも確認だよな」



智と乙女もそう話す。

あれ?また行けると思ってウキウキしていた感のある俺はそれを聞いて色々確認していないことに再度気が付いた。

話し合いの結果


1、定員

2、期間

3、魔王の強さ

4、報酬

5、俺たちも行けるのか?


5項目を確認して検討することとなった。


智が呆れたように聞いてくる。



「それにしても、何で茂武はそんなにテンパってたの?」

「え~と・・・また異世界行けると思うとテンション上がっちゃって?」

「え~~!また行きたいの?」

「そりゃ~楽しかったし・・・」

「え~~もし行けたとして私たちを残して行っちゃうんだ~」



え?智たちは行かないのか?

全員で行く予定にしていた俺は端とここでも気が付いた。

定員と俺達が行けるか確認しないと俺が良く同行の話では無かった・・・

今この段階で舞い上がっていたことに気が付いて何だか恥ずかしくなって来た。

折角集まったのだからという事で、夕飯を一緒に取り、カラオケに行き騒いでからの解散となった。

しかし、またこれで正座させられることとなるとは・・・


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