第168話

レッドデビルの例のサイトに新商品が表示されており、売り出されている。

商品はBPの様な小瓶に入った黄色い液体の様な物だった。

商品名を見ると「」と記載されている。

効果の欄には「ただの精力剤ではございますん!!」との謳い文句と共に効果が色々と記載されてあった。

1つ目は名前の如く精力増強で「効果の程は保証します」とか何とか。

BPなんかよりも実にレッドデビルらしい商品だと思うが更に他にも効果があるようで続きがある。

2つ目はスタミナ増強とあるが、精力が上がるのだからスタミナも上がる・・・成程・・・

そして、「BPと併用すれば絶大な効果!!」とあるが確かにパワー、スピードにタフさが加われば効果的だと考えられるが、(  )かっこ米印まで付いて「注意」とある。

何だと思い続きを読むと、「効果の程は保証しますが、思考が鈍りますので予期せぬ事態になることもあります。ご注意ください。また、その事態については保証しかねます」との記載がある。

少し考えてみると、何となく予想出来るが、俺たちは一般的な精力剤のイメージでしかその事を考えてなく、その後飛んでもない事態になったのだが・・・



「陣、例のサイトの見たか?」

「あ~精力剤な・・・」

「最後の一文が気にかかるが、また相手が手強くなるな」

「ははははは~うちは強敵となった敵を倒して己を磨くことを喜ぶ連中が多いから、上等!来るなら来いさ!!」

「あ~はいはい、脳筋集団はこれだから・・・」



亮二は如何にも俺たちが脳筋と言うがお前たちの所も変わらんだろうと思うが?



「はぁ~?お前の所は頭脳派とでも?」

「そ、それは・・・」

「はん!お前の所もうちとドッコイドッコイだろうが!」

「わ、悪かったな!」

「まぁうちとお前の所はベクトルが違うからな~」

「ほほ~陣がベクトルとか難しい言葉使ってよ~」

「な、何だよ!俺も一応はチームを率いる者だぞ!少しは・・・頭位使うわ・・・」



あ~俺が頭使う?自分で言ってて笑えるのだから大きいことは言えない。

まぁ多少は使うか・・・



「それで?」

「ん?」

「陣の所は対策取らないのか?」

「対策な・・・まぁ一度誰かが戦ってみてからだな」

「まぁそうなるか・・・」



その時はまだ俺たちはこの精力剤の恐ろしさを甘く見ていた。


★~~~~~~★


「クソ!BPだけだと百鬼夜行の上位クラスの奴らには通用しないか・・・仕方ない」

「わはははは~お前如き相手にならぬわ~一昨日おととい来やがれ!!」

「クソ!舐めやがって!!」



BPを使っている者が百鬼夜行の上位の者に煽られて更なるアイテムを使用する。

取り出した物は例の精力剤であった。

その男が精力剤を飲み干す。

時に外見には変化が無いように見えるが、よく見ると股間のソードがいきり立った様子でズボンに張り付いているのでその効果が現れているようである。



「おうおう、ポ〇チンを大きくしてさかったワンちゃんにはしつけが必要だな!」



百鬼夜行の上位の男はおもむろに相手の方に近づいていく。

次の瞬間、対戦者の男も素早く間合いを詰めて行き、お互いの距離が腕一つ分ほどの至近距離に近づくと示し合わせた様にお互いが拳で殴り合いを始めた。



「お!お前さっきよりやるな!!」



返事は無いが近くで見ると目が逝っている様にも見える。

しかし、精力剤は思考が鈍ると記載がありその事を予め陣から注意するように言われていたチームの上位の男はそのまま殴り合いを続けたが途中から相手の方が押し始めたことに焦りお覚えた。



「くそ!タフとは聞いていたがこれほどか!」



殴り合いは続き耐えきれなくなった百鬼夜行の上位の男は倒れ伏す。

今回のレッドデビルの始めた2チームに対する嫌がらせの様なお祭りには一応に暗黙のルールがある。

その一つが倒れた者に対して更なる攻撃を仕掛けないと言う物であるが、この時はその暗黙のルールは守られることは無かった。

そして、男に馬乗りとなり意識が無くなるまで殴り続け、意識が無くなるとにっこりと微笑み犬耳の暴君は自分のズボンを下ろし、更には相手のズボンを下ろし・・・

そして、その日、悲劇が起こった。


★~~~~~~★


「おい、陣!聞いたぞ!!」

「ああ、うちの者が襲われた・・・」

「ああ・・・」

「そして、大事な物を奪われた・・・」

「ああ・・・」

「恐ろしいな・・・」

「ああ・・・恐ろしい・・・」



2人のふざけて居ない。

何故なら彼らは当事者だ。

自分も同じ運命を辿る危険性をはらんでいるからこそ真剣に恐れている。



「男だから良かったといえ」

「馬鹿野郎!!掘られた者の心の痛みを知れ!!男だから女だからは関係ない!!」

「お、おう・・・すまん・・・」

「まぁいい・・・あいつは流石に体だけではなく心のダメージが大きく今回の聖戦からはリタイアだ」

「ああ・・・それは仕方ない・・・」

「一応は他にも危なかった者がいるぞ」

「そうなのか?」

「ああ・・・仲間が数人一緒だったから事なきを得たが・・・」

「本気でレッドデビルを潰さないといかんな・・・」

「ああ・・・このまま行くと間違いなく一般人も巻き込むぞ」

「そうだな・・・」



遊びは・・・終わりだ。

俺も掘られたくもないがそれ以上にこのBPと精力剤のコンボは危険だ。

レッドデビルは何故こんな危険な物を世に出したのだろうか?


★~~~~~~★


1度だけどうしても話の流れ上書く必要があり過去の出来事として書きましたが、この作品は出来るだけ女性へのレイプ等は書かないように縛っていたので苦肉の策でこのような結果と相成りました。

苦肉の策・・・おふざけとも言いますが、一応は性描写ありにしておりますが悲惨な物は出来るだけ書かない予定としております。

ご理解ください。

次回、悪魔再びです。

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