真相の欠片

 本館の北側、使用人の棟に立ち入る。

 静まり返っているが、人気がないわけではない。廊下を通る際にちらと見たが、子供達は自室に軟禁されている。さすがに夜間の外出は大人達がほとんどで、子供の感染者はいないようだ。しかし、だからといって自由に歩き回らせていい状況でもない。

 ガッシュ達には、このいくらか簡素な建物の空き部屋が割り当てられていた。


「皆さん」


 部屋に踏み込んで声をかける。

 ベッドの上でうつ伏せになったままのハリ、それに力なくしゃがみこむガッシュ、うつろな表情で立ち尽くすドロル。ユミは、刀を抱いたまま、壁際にうずくまっている。

 それと、ベッドの横に椅子があり、そこにカトゥグ女史が座っていた。


「様子はどうですか」

「ああ」


 ドロルが代表して答える。


「ハリの傷は、なんとかなりそうだ。ただ、しばらくは動けねぇけどな」

「それはよかったです」

「それより」


 ウィーのことだ。


「俺ぁまだ信じられねぇんだけどよ、ウィムが何をしたっていうんだ?」

「話は聞きましたか」

「おう、こっちの姉ちゃんからな」


 イーナは、居心地悪そうに顔を伏せつつも、声をあげた。


「信じられないかもしれないですけど、とにかく、私が見聞きしたのは、さっき話した通りです」


 ガッシュが、あらためて信じられない、といった顔で、首を横に振った。


「俺達がもうちょっと早く着いていれば」

「そういえば、随分かかったようですが」

「近いから、すぐ着けると思ったんだ。けど、南門、開いてないだろ? だから、東側まで回りこんだ。そしたら」


 運がよかったのか悪かったのか。

 街の北側から侵入したと思しき連中が、まさにそこから官邸を襲撃しようとしていた。東門から少し離れた場所で、彼らは武器を持ち、徒党を組んで歩いていた。

 ガッシュ達は、こいつらに見つかってしまったのだ。動いている人間は、賊にとってはすべて危険人物だ。いきなりの襲撃にまずは逃げ出して、ガッシュはハリを物陰に置き捨てた。その後、ユミと共に立ち向かった。多勢に無勢で、どうにも不利だったが、そこに追いついたドロル、それにリンが合流して、なんとか撃退することができた。

 つまり、ガッシュ達が賊と遭遇したのは、俺が東門に到達する少し前だった。俺が門を抜けた後、少し遅れてリン達が追いついて、戦うガッシュ達を見つけ、援護したということになる。

 このトラブルがなければ、ガッシュ達は俺より先に、官邸に到着していた。


「イーナさん、皆さんは、閣下を襲った件とは無関係ですよ」

「それはわかりますが、一応、その……」


 仲間だった人間だ。事情聴取されるのも、監視されるのも当然か。

 だが、ウィーが性別を偽っていたことは知っていても、彼女の目的が子爵の暗殺だったとは、誰も気付いていなかった。


「なあ、ファルス」


 ガッシュが首を振りながら、自分の望む答えを求める。


「何かの間違いってことはないのか」

「……いえ」

「そんなつもりじゃなくて、こう、矢を外したら当たっちまった、みたいな」

「いいえ」

「嘘だろ、おい」


 俯くガッシュに、ハリが申し訳なさそうに言う。


「私がちゃんと気付いていれば。話をしておけばよかったのです」

「お前のせいじゃねぇよ」


 ドロルが体を揺すりながら、そう言った。そのまま、近くにある椅子にどっかと腰掛ける。


「ウィム? ウィー? あいつにとって……俺達って、なんだったんだろな」

「ドロル!」


 ガッシュが席を立ち、咎めるように怒鳴りつけた。


「あいつは、俺達の仲間だ」

「けど、子爵を殺そうとしたんだぞ」

「それでも、仲間は仲間だ」

「じゃ、どうするんだ。もし、俺達があいつを見つけたら? 捕まえるのか? それとも、逃がしてやるのか。一緒に犯罪者になって逃げるのか、どうすんだよ!」


 どうにもならない矛盾に、ガッシュは脱力して、また椅子に沈み込んだ。そうして頭を抱えてしまう。


 ウィーの罪だ。

 ガッシュ達は、ウィーの仲間でいたいと思っている。だが、その仲間が悪事に手を染めたなら?

 罪を清めるものは罰だ。だが、この場合の罰には、死刑しかあり得ない。

 彼らもウィーには会いたい。会って、話を聞きたい。だが、見つけたなら、捕らえなければいけない。ギルドにそういう依頼が届いたら?

 こうなることを彼女はわかっていたか? もちろん、そうだろう。


 ……だからだったのか。誰にも心を開こうとせず、一人で活動していたのは。


 しかし、こうなると、俺はどうするべきか。

 というのも、心当たりが一つ、あるからだ。


 ウィーには、本来、帰る場所がない。まず、シモール=フォレスティア王国には戻れない。エスタ=フォレスティア王国でも、追われる身となってしまった。では、海を渡ってムスタムにでも逃れるか、それとも陸沿いにアルディニア辺りに向かうか?

 どこを選んでも危険だし、見つからずにいるのは困難だ。しかし、一箇所だけ、都合のいい場所がある。クレーヴェのいる王都だ。


 俺の中で、疑問は膨れ上がっていく。

 クレーヴェは、ウィーの「標的」を知っていたのか。いや……

 サフィスを仇と信じ込ませたのは、彼なのか。


 だが、それは何のためだ?

 キースは、エンバイオ家の手にしたピュリス総督の地位は「横取り」だと言った。ならば、たとえばクレーヴェがその被害者だったりするのか?


 しかし、どうにも違和感が拭えない。確かにクレーヴェは貧しい年金貴族だ。しかし、あの健康状態でもあり、およそ公務に耐えられるとは思えない。かつて権力を握り損ねたからって、今からそれを欲する理由があるだろうか? そもそも、今からサフィスを殺すことで、彼が総督になれる見込みは?

 ましてや、彼には家族もいない。地方長官になって蓄財しても、病気に老衰が重なって、彼自身が贅沢する体力などないし、何より相続させる子供がいないのだ。そんな状況で、彼がウィーを利用してまでサフィスを殺す理由があるのか?


 これだけ不確かなことが多い中、ウィーとクレーヴェの関係を、果たして口にしてしまっていいものか?

 ウィーがそこに潜伏しているのなら。王都で彼女が捕縛され、処刑されるところが目に浮かぶ。

 あんなサフィスなんかのために、彼女を犠牲にするのか?


「ファルスさん」


 イーナが俺に声をかける。


「その、ウィム・エナと名乗っていた女性のことですが、どこに逃げたか、手がかりのようなものはありませんか?」


 とりあえずは……


「いえ、すぐには」

「そうですか」


 心が痛むが、仕方ない。

 一度、直接本人に……だが、会うのも難しいだろう。

 クレーヴェがこの件に関わっていれば、俺を追跡者とみなして恐れるだろうし、そうでなくても、やはりウィーの安全を脅かす可能性を考えるだろう。そして、下手に問い合わせもできない。


 本当に、どうしたらいいんだろう?


 背後で扉が開いた。


「ファルスはいますか」


 汚れた僧衣のまま、部屋に踏み込んできたのは、リンだった。


「はい」

「やっとジョイスの手当てが済みました」

「どうでした?」

「あまりよくはない……ですが、時間をかければ、完全に回復できると思います」


 とりあえず、解決できない問題より、できる問題だ。


「いったい、どういう状態だったんですか」

「はっきりとしたことは言えませんが……私の知識でいうと、あれは何らかの魔術の影響下にある状態です」

「何らかの、というと」

「たとえば、精神操作魔術、ですね」


 そういえば。すっと目の前が暗くなる。

 いや、まだ決め付けるには早計だ。

 実はクローマーやその仲間が神通力を浴びせた結果かもしれないじゃないか。


「ある種類の魔法薬を用いると、あのように、精神が混乱、ないし休眠状態になることがあります」

「休眠!?」

「いえ、今は改善しています。ただ、まだ朦朧としていますし、負担をかけられないので、寝かせておくべきですが」

「何のために」

「わかりませんが、その」


 リンは、何気ない仕草で、自分と一緒に廊下に出るよう促した。それで俺は、ガッシュ達に一礼して、話しながら部屋を出た。

 扉を閉じた後、リンは声を潜めて言った。


「これ以上、彼らの心に重荷を背負わせたくないので」

「というと?」

「仲間が子爵を殺そうとしたのでしょう?」

「……はい」

「まさかとは思いますが、関係があるかもしれませんから」

「そんな」


 また、新たな疑念が沸き起こってくる。

 ウィーは、今回の街の混乱を、事前に知っていたのだろうか? 襲撃犯達と連携していた、なんてことはないのか?


「さっき、魔術、と言いましたが」


 歩きながらリンは説明を続ける。


「あなたも知っての通り、魔術にはお金がかかります」

「そうですね」

「まだ確定ではありませんが、今回使用された魔術は、恐らく……」


 言いにくそうにしながら、彼女は慎重に言葉を選んだ。


「……かつて、諸国戦争の後期に用いられた、口封じの呪法ではないかと」

「それは、どんな?」

「そうですね、もし戦争で捕虜になったら、どうなると思います?」

「それは……殺す、前に情報を」

「自白させますね。しかし、口を割らなければどうします?」

「買収するか、拷問にかけるか」

「そうです。しかし、どちらもできないようにするなら」


 買収も拷問も意味をなさない口封じ。そうなると、普通、「殺す」以外にないと思うのだが。


「情報源となり得る人物を殺すか、自殺してもらえば、情報の流出は防げます。しかしそれはそれで、隠すべき情報があること、また情報がもう得られないことを敵に知らせてしまいます」

「それはそうですね」

「そこで、昏睡状態にする魔法薬を使えば……」


 なるほど。

 実にいやらしい発想だ。


「捕虜が最初からまともに意識を保てず、半ば眠ったような状態だとすれば、どうします? 脅しても無駄、誘惑しても無意味。殺すことはできても、それで情報が失われるとなると憚られる。なるべく早く目覚めさせて、さっさと尋問したいものの、そのためには治癒魔術の行使が有効です」

「そうですね。でも確か」

「ええ、治癒魔術は、今では希少な技術です。諸国戦争で多くの魔術が失われましたが、特に治癒魔術は、最優先で破壊されましたから」


 つまり、こういうことだ。

 精神操作魔術で、対象を夢遊病のような状態にする。こうなると、何を問いかけても、ろくに返事などできなくなる。

 要は呪いを解いて、普通に話せるようにすればいいのだが、治癒魔術が廃れたせいで、呪うのは簡単でも、元に戻すのは難しく、また高コストになった。


「で、戦争でもし、こういう症状の人間が大勢捕虜になったら……捕まえた側としては、どうすればいいのでしょうね」

「重要そうな人間から、回復させる?」

「そうなりますが、狙いを外したら、大損ですね。非常に厄介です」


 で、問題は、その魔法がジョイスにもかけられた、ということなのだ。


「外傷は後頭部の打撲だけ。それもそんなにひどいものではないので、多分、背後からの一撃で片付いたのでしょう」

「そこに納得がいかないのですが」

「なぜです?」

「ジョイスがそんなに簡単にやられるなんて」


 リンは彼の神通力について知らないので、迂闊なことはいえないが。

 ジョイスに不意討ちを浴びせられる人間は、ほとんどいない……但し。それは能力だけを問題にした場合だ。つまり……


「そういうこともあるでしょう。それより、殺さずにそんな魔術にかけた理由が気になりますが」

「確かに……」

「で、ここです」


 彼女は足を止めた。


「幸い、私には治癒魔術の知識だけなら多少はありましたし、精神操作魔術に有効な医薬も多少の持ち合わせがありましたから、なんとかなりました」

「じゃあ」

「それでも、完全に治ったとはまだ言えません。精神的にはまったく安定していませんし、まだ数日は安静ですから、あまり負担はかけないでください。あと、完治するまでは強い光は厳禁です」


 面会はできる、ということか。


「実は、さっき目が覚めた時に、ファルスを呼んでくれ、と言われたので」

「そういうことでしたか」

「ただ、まだかなり混乱しています。あまり長時間はよくありません。そこまで意味のあることを話せるとも思えないので、なるべく早く話を切り上げて、気持ちを安定させてやってください」

「わかりました」

「では、私は部屋に戻っていますから」


 そういうと、彼女は背を向けて去っていった。

 俺は一人、扉を押す。


 部屋の中は、カーテンがかけられていて、薄暗かった。いろいろな薬を使ったせいか、何か鼻にツンとくる匂いがする。

 一つきりのベッド。そこに毛むくじゃらの腕が見える。


「ジョイス」


 寝ているのだろうか?

 俺が声をかけても、すぐに返事がない。


「ジョイス? 寝ているのか?」


 枕元に近付く。すると。


「ヒッ」

「ジョイス!」


 俺の挙動に反応して、敏感に肩を震わせる。

 どうやら、まだ朦朧としているようだ。あまり刺激しないほうがいいらしい。


「ジョイス、落ち着け、ファルスだ」

「ファ……?」

「ファルス。ファルスだぞ」


 これは、まともな会話は難しいかもしれない。


「あ、ああ、おれ、俺は、ファルス、に、用がある、んだ」

「そうだな。話を聞きにきたぞ。喋れるか」


 なるべくゆっくり話して、反応を見る。


「あ、あれ? お、お前、ファル、ス、か?」

「そうだ、ファルスだ」


 かわいそうに。

 まだ子供のジョイスに、なんてひどいことを。

 ……殺さなかっただけ、マシと思うべきなのか?


「に……逃げ、ろ、ファルス」

「どうした」

「お前……お前を、倒す、倒すために……」


 何か、混同してる?

 ジョイスは俺をずっと倒そうと頑張ってきたから。


「人間、やめ、た」


 人間を、やめた?


「もうすぐ、死、死ぬ」

「ジョイス! 大丈夫だ、お前は死なない。リンさんが治せるって」

「死ぬ、前に、ファルス、に、勝ち、たい」

「あ、ああ。お前なら、お前ならきっとできる、だから」


 どういうことだ?

 リンは治せるって言っていたのに。

 いや、まだジョイスが錯乱したままなんだ。きっとそうだ。


 こんな状態のジョイスと会わせるなんて、何を考えているんだ、リンは。

 いや、彼女なりの考えがあるに違いない。


 ジョイスは、何者かに襲撃された。

 完全に回復してからなら、きっと正しい情報を聞きだせる。だが、それではこの緊急事態には間に合わないかもしれない。

 彼に負担がかかる可能性があるにせよ、これ以上の犠牲を出さないためにも、俺と話をさせることを選んだのだろう。もっとも、結果に期待もしていないはずだ。


「ファ、ファルス、の、正体……」


 びくっとした。

 俺の? 俺の正体?


「か、かけら」

「欠片? 何の?」

「バラバラ、あとどれだけ……秘密、を、知った」


 ジョイスは次から次へと、意味の繋がらない言葉を繰り返す。


「か、神」

「神?」

「神の、力、を、み……た」


 だが、神? 神の力って?


「使徒、が」


 さっきから、意味不明なことばかりを呟いている。


「まだ生きてる、なんて、使徒が」

「おい、しっかりしろ」

「こんな、驚き、なかった、そういった」


 会話が成り立っていない。

 これはやはり、リンに治療の続きをさせるべきだ。少なくとも、俺と無理に話をさせて、これ以上負担をかけても、意味がない。


「心配するな、お前は元通りになれる。今、リンさんを呼んでくるから」

「アイ」


 俺が背を向けた瞬間、ジョイスが呟いた。


「アイビィ」

「なに!?」


 アイビィが? なぜ出てくる?

 いや……


「まさか、ジョイス」

「見え、なかった」

「お前を襲ったのは」

「真っ暗、闇、死ぬ」

「頼む、答えてくれ」


 考えたくない。

 だが、今朝から昼過ぎの今まで、アイビィはどこでも発見されていない。官邸にも来ていないし、自宅に戻ってはいないはず。もし、俺が家を出てから、一度でも帰宅したのなら、彼女は俺を探しに出たはずだ。となれば、鍵を受け取って俺の家に行ったリン達が、彼女の書置き一つ見つけていないのは、不自然極まりない。

 また、確かに、タロンやクローマーのような強敵はいたが、彼女がああいうのと戦ったとも思えない。まず、タロンは大勢の部下を率いていた。基本、隠密として活動する彼女が、多数の敵のいるところに一人で突っ込むなど、あり得ない。またクローマーとは、過去に一度戦っている。自分より強い相手だと認識しているはずだ。ゆえに逃走を選択するだろうし……何より、さっきの彼女がアイビィを捕らえたり、殺したりしたなら、俺に自慢しないはずがない。


 つまり、アイビィは。

 ウィーのことがあったばかりなだけに、俺は最悪の想像をしてしまう。


「ジョイス」

「あ、ああ……見える」

「何が見える」

「う、海」

「海?」

「夜の、海……みんな、死んだ……やっと、自分も」

「ジョイス、それは」


 それは、アイビィの記憶だ。

 ということは、やはり。


「ごめん……どっちも捨てられない……だから、死ぬ……」

「ジョイス、ジョイス!」

「私が、約束を破ったら、本当に何も」

「しっかりしろ! ジョイス!」

「はっ!?」


 俺の声に反応して、ジョイスは目を見開いた。

 だが、次の瞬間、口の端を歪めて、低い声で笑い始めた。そして、半ば身を起こすと、聞いたこともないようなだみ声で語りだしたのだ。


「ファルス君、わしがわかるかね」

「わ、し?」

「急ぎコラプトに来るように。理由は……説明するまでもないがね」

「お、お前は!」


 だが、次の瞬間、ジョイスは糸が切れたように、倒れこんだ。


「おい! ジョイス!」


 肩を揺する。


「だ、れ」


 よかった。

 反応がある。


「ジョイス、わかるか? ファルスだ」

「ファル、ス」

「そうだ」


 まだかなり混乱しているらしい。


「お、俺が、気付いていたのに、悪意」

「なに?」

「一瞬、見えた、でも、やめた、悪かった」


 やっぱり、何を言っているのか、よくわからない。

 駄目だ。この調子では。

 好ましくない現実だが、「他の誰か」のメッセージなら、もう確認した。だが、ジョイス自身とのやり取りは難しそうだ。


「わかった、ジョイス、ありがとう」


 俺は今度こそ、背を向けて去ろうとした。


「ま、て」


 その手を、ジョイスが掴む。


「い、行くな、ファルス」

「大丈夫、今、リンさんを呼んでくる」

「お前……倒す、ために……狙われて……殺さ……れる……」

「休め、ジョイス」


 彼の手を優しく振り払い、足音を殺してそっと外に出た。そっと扉を閉じる。


 どうやら、やらねばならないことができたらしい。

 ラスプ・グルービー……彼が、この事件の真相を知っている。

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