時間を刻む朝のひととき

ソノハナルーナ(お休み中)

第1話 刻む人

誰も人の心なんて分かっちゃいない。

生きていたいとか

悲しいとか

辛いとか

嫌いなやつとか

好きなやつとか

誰も知らない方が幸せだ。

私もお母さんに愛されたかったな。

もっと、私のことをちゃんと見て欲しかったな。

お母さんと最後に笑ったのはいつだったかな。

お母さんの目には私って映ってるのかな。

『毒親』そんな言葉が普通になってから、私のお母さんも毒親だったことがわかった。

でも、親がいる限り私はお母さんの隣でお母さんを慰めるのが私の役割だから。

生きてて楽しいって思えないんだよね。

みんな生きてて楽しい?

私は死んじゃえばいいのかなって極論のように思うんだ。


午前5時半。

今日も眠ることが出来なかった。

なんでだろう。

なんで、眠ろうとすると涙が出てくるのかな。

苦しい、苦しいよ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る