卓球部の記録 中学編

狼男

第1話 4月。

 松永省吾は卓球部に入ろうと決心していた。

なぜなら、1個上の仲の良い友達が卓球をしていたからだ。その友達とは中学は違うものの、大会で会えるだろうと思ったのだ。

 部活の紹介があった。「他のサークルは初心者大歓迎です。」というメッセージがあったのに、卓球部にはなかった。

変わりに、「卓球は100m走をしながらチェスをやるようなものだ。」と言われた。


 初めて、仮入部した。1日目は体育館でラケットを握らしてもらった。松永は今まで卓球をやったことがない。全くの素人だ。

 

 二日目はトレーニングだった。外周と階段ダッシュに筋トレで心が折れそうになった。


こうして卓球部に入ることを決めた。これが地獄の始まりとは知らずに。

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