女子の友達

すぐに、クラスでも、席の近くの女子たちと友達になった。


ひとりの女子に

「卒業式の前の日に、あそこのホテルにいっしょに泊まって、それで卒業式に出ようね」

って言われた。

わたしも、そういうの、めっちゃ好きやから

「うんっ!いいよ!ぜったい、そうしよう」

って答えた。


卒業式にちゃんと、いっしょに出れるってことは、ふたりとも、そのころには、おたがい就職も決まっているってことやから。


学校の向い側に、大きなホテルあった。



その子に、いっしょに演劇部に誘われた。

わたしは、服飾の専門学校に入って、服の勉強をしようって思ったけど、演劇部に入ろうとは思ってなかった。


その子、香絵ちゃんは、めっちゃ面白い子で、たしかに演劇とかも自分でやるのも好きそうな子やった。


わたしもちょっと考えてから

「ええよ!香絵ちゃんとなら、面白そうやから、いっしょに演劇部に入るわ」

って言った。

香絵ちゃんは

「やったあ!」

って言って、飛び上がって、めっちゃ喜んでいる。

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