第3話いい伝えあれこれ

先ずはキュウリから。江戸時代、武士はキュウリを食べてはいけなかった。

キュウリの断面が徳川葵の柄に似ているので、食べることははばかれた。


次にツバキ。

武士の庭木にツバキは縁起の悪い花であった。

サザンカの様に花びら散れば良いのだが、ツバキは花期が過ぎると、花ごとボトッと落ちてしまう。だから、討ち首を連想させるので、植えてはいけない木であった。


そして、うなぎ。

背開きにするのは、切腹を連想させるから関東では背開き。

関西は腹開きだが、その辺の理由は見つからない。


次も魚。コハダを焼いてはいけない。

コハダはコノシロとも言って、この城を焼くと言う言葉に掛けてコハダは焼かなくなった。コハダを焼くと臭い。

死体を焼いた臭いがすると言って焼かないと、いう説もある。


以上はほんの一部。言い伝えには理由がある。知るのは面白い。

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