良かった。最終的に色々失って不幸になって、人生そんなものですよみたいなオチも覚悟してたので、二人がきちんと二人で幸せになれそうで本当に安堵しました。
ところで防音室みたいなの作ってあげないといたたまれない空気になっちゃう人がいるのはちょっぴり笑ってしまった。どんまい
作者からの返信
読んでくださいましてありがとうございました!
本当に、296話(カルナリアの結婚)で終わって、その先は描かないという選択肢も頭をよぎったことはあったので、ここまで書くことができて、このように「真の」終わりを迎えることができて、作者としても本当に良かったと心から思っています。
おっしゃる通り、296話の終わり方「おひめさまとおひめさまは、それからもずっとしあわせにくらしました。」ですませることもできましたが、そのあと時を重ねて「人生そんなものですよ」になってしまう結末……というものも容易に想定できたので、逆にそうさせてなるかと、最後の最後でぐうたら者が必死に必死を重ねた成果でようやくぎりぎり間に合い「二人がきちんと二人で幸せに」という展開にできました。
これからは、偉そうにしているフィンだけど実際はカルナリアの方が色々わかっていて、色々大事なところが抜けている「ご主人さま」を「もと女帝」が面倒見ていく……という、どちらにとっても「最高に幸せ」な状態が続きます。
>防音室みたいなの作ってあげないといたたまれない空気になっちゃう人
彼は彼で、普通の人間ではない彼の童貞を狙っている年上お姉さんがあの手この手で迫ってきたりして、けっこう苦労しています。
「自分の血肉を使った、ライルと同年代の少女の外見をした肉人形(ホムンクルス)を作り出し、その子といい関係になったら本人が受精する……みたいな罠もしかけられてたりするので。
そういう色々をかわしつつ60歳を越えてから、幼少期の「おねえさん」とその恋人のいちゃいちゃを生音声で聞かされることになるという……いったい彼が何をした。
ともあれ、まだこれからも色々投稿してゆきますので、お楽しみいただけると嬉しいです!
ハッピーエンドで良かったです。
長い時間をかけてあの時に取れなかった選択肢、二人で世界中を旅するを手に入れましたね
末永くお幸せに!
作者からの返信
読み通してくださって本当にありがとうございました!
無数のしがらみから解放されて、かつての少女はついに夢見たものを手に入れました
これからも二人は旅を続け、世界中のあちこちに伝説を残してゆくことでしょう
やがて同行者もひとり、ふたりと加わって、人の世とは違うところにいる謎の一団が歴史の裏側でうろうろし続けることに
「補遺集」や近況ノートの方もお楽しみいただけると嬉しいです
いつかまた、この二人やレンカや他の連中の物語を紡ぎたいと思っています