079 襲撃計画


※視点、登場人物大きく変わります。




「なるほど。わかりました。ガルディスに代わり、あなた方のこれまでの判断と行動のすべてを肯定し、高く評価いたします」


 涼やかな若い声が流れた。


 その声の主の前に、『1』は立っていた。


「これほどに人と物をそろえながら、目標を手に入れられず、ここまで逃げこまれてしまったこと、恥じるばかりです」


「最高の技量を持つあなた方を全員集め、万全の準備を整えてなおなのですから、他の誰がやっても無理だったでしょう。『四女』の強運か、それとも事前の仕込みか……いずれにせよ、恐ろしい者がついたものですね」


「引き離すことができたのはこの上ない好機です。しかし『四女』は、この街の歓楽街、ラーバイに売られたそうです。そこは『うてな』の本拠地で、我々も容易には入りこめません」


「だが、『四女』が持っている『板』は、まだ『台』の手には渡っていない……相手が『四女』とも気づいていない……気づいているのなら即座に侯爵に話が行くはずですからね」


「はい。さらわれ、娼館に売られたということなら、持ち物はすべて奪われるか確認されたでしょうから、価値のわからぬ者が持っているか、もしくはまだ身につけているかと」


「奴隷と思われているから、魔導師による検査は行われていないのでしょうね」


「はい。しかし見つかるのも時間の問題でしょう。そもそも本人の振る舞いがとても奴隷のものではあり得ない。『剣』もかぎつけてくるでしょうし――『うてな』と『剣』が手を組むのが最悪です。そのためにも、可能な限り早くラーバイに入りこむ必要があります。どのような手を使ってでも」


「なるほど。では私は何をすればいいのでしょうか?」


「侯爵に、『四女』そして『板』がこの街に入ったことを伝えていただければと」


「やはり、そうなりますね。タランドン領を戦場にしたいのか、という線で攻めて、侯爵から『うてな』を抑えてもらうのが私の役目でしょう。いい時にここにいることができました」


「ありがたいことです。ついては、さらにお願いなのですが、ファラ様をお貸しいただけないかと」


を?」


「場所と相手を考えると、もう一人魔導師がいれば盤石ばんじゃくです。得意分野と、『四女』を確保した場合を想定すれば、男性のリトナー様より女性のファラ様の方が向いていると考えます」


「なるほど………………そうですね、私の護りはリトナーひとりにまかせることになりますが、仕方ないでしょう。

 …………しかし、と共に行動するというのは、大丈夫ですか?」


「我が配下はくせのある者ばかりですので、慣れております。

 ただ、念のため、お声をひとついただいておければと」


「そうですね、あった方がいいでしょう。準備させますよ」


「お願いいたします。そして――『うてな』とは敵対しないつもりでおりましたが、ラーバイに侵入する以上、そうもいかなくなりました。

 本拠地に手を出してくる我々を、向こうも許すはずがありません。

 したがって……ラーバイという街は残りますが、その中の者はほとんどがこととなるでしょう。その後に入りこめるよう、人の手配を」


「なるほど、厄介な連中を、この機会に消しておくのですね。わかりました、それも私が手配した方がいいでしょう」


「お願いいたします」


「…………む?」


「これはっ!」


「何ですか? 獣の遠吠えのようですが、狼や犬のものではなかったですね」


吠え猿バウンキーというものの声です……が…………このような場所に出没するのはおかしい……ありえない……」


「おや、また…………川向こう、街の方ですか」


「これは…………さては…………前のものも……」


「私に言ってもいいことなら、教えてくれませんか?」


「恐らく、『剣』です。様々な獣の声真似を駆使する技能を持っております。今の猿の声は、我々も追跡中に一度耳にしました。それも恐らくは『剣』が放ったものだったのでしょう」


「ふむ。この時間、夜に、その獣の声をあげる理由は? 馬鹿なやつらにからまれての威嚇でしょうか?」


「いえ、『目よけ』の布を使っているのでその辺りの者には見つけられませんし、威嚇にしてもあの声である必要はありません。

 考えられるとすれば、所在のつかめない『四女』に、自分の健在を伝えているのかと」


「ふうむ。ということは、『剣』は、『四女』がどこにいるかわかっていない……まだラーバイには入っていないということになりますね」


「はい。これは朗報です。急ぎ準備を進め、ラーバイに侵入します」


「それ以上は、私も聞かない方がいいでしょうね。吉報を待ちます。ファラにも支度をできるだけ急がせます――場合によっては、使も許可します」


「ありがとうございます」


「あれを、何とかして、うまく使ってください。私と離れたところでちゃんとやれるということを証明できれば、あれのためにもなりますから」




          ※




「おっはよー! いい朝だね! まだ陽は出てないけど! というわけで、緊急事態につき、今日はこの早起きファラちゃんが、臨時番号8番として、ご助力つかまつる次第にございます! 皆の衆よろしく! 特にギリアちゃん!」


「5番です! 任務中に名前を呼ばないでください!」


「固いこと言いっこなし~~~魔導師同士、仲良くしようよ~~~ん~やわやわだぁ」


「胸を揉むなぁっ! 脚をからめるな! 離れろ!」


「……じーさん、なに、あのおっぱいメガネ?」


「あの方の護衛としてタランドンに来ていた、平民魔導師のファラ殿じゃよ。あれでも凄腕でな。身分と素行ゆえに三級までしか昇進させてもらえなんだが、実力は一級魔導師かそれ以上。親が貴族にたてついたということで殺され、飢え死にしそうになっていたところを、あの方が見出し、手なずけられた」


「それだけ聞けば、仲間だよね………………


「ムヒョヒョヒョヒョォォォッ! おっぱい! おっぱいだあっ!」


「自分の揉みなさいっ!」


「とっくにやって、もう飽きた! 人間、適度に違う刺激を受けないと幸せになれないの! そのためにも、この手の平に、やわやわでふわふわのものが必要なんだよ! そう、お尻よりもおっぱいさ!」


「『1』、猿ぐつわと縄の使用許可を」


「少し待て。ファラ殿、真面目なお話をよろしいか」


「いいよー、私はいつでも真面目だから大丈夫だよー」


「離れてから言って。あと胸から手を離して。自分の胸を押しつけるのもやめて。脚からめないで。耳舐めるのもやめて」


「我々、ここにいる七人とファラ様で、この後、ラーバイという区画へ攻めこみます」


「ラーバイ? あの、おっぱい揉み放題、男も女も漁り放題腰振り放題の有名なとこ? そっか、タランドンにあったんだっけ」


「はい。目標である『四女』は今そこにおり、『板』も恐らくそこにあります。

 警護しているのはタランドン領の忍び組、我々と同業者である『うてな』。魔導師も腕利きが多数。

 彼らに気づかれず、また穏健に事を進めるのは不可能です。ゆえに皆殺しにします。

 その際には、『四女』を護衛している『剣』も、参戦してくる可能性がきわめて高いと判断しております」


「『剣』って、剣聖って言われてる人だよね? 持ってるのが『死神ザグルの剣』ことザグレス。あらゆるものに死をもたらす暗黒の刃。対になる『破壊神ゼレグルの剣』、真紅の刃ゼレグレスを持つ『赤虎』ってのもいたよね。何とかして研究させてもらえないかって魔導師業界じゃ有名だよー。そっかー、それが、この街にあるのかぁ……見たいなぁ……ぐふふ……見て、さわって、さすって、舐めてみたいなぁ……ああ、股がうずいてぐちょぐちょしてくるぜぃ」


「……じーさん、あれ、水路に捨てた方がよくない?」


「その場合、息の根が止まる前に、川の水がすべて炎で干上がるじゃろうな。あるいは直前にすべて凍って沈められないか。沈めても風魔法の応用でずっと生きておるやもしれぬ」


「魔導師って、鬱陶しい……」


「あれは例外じゃ……と言いたいが、大抵はあのようにどこかタガが外れておる。『5』のように落ちついているまともな者の方がむしろ例外じゃな」


「そこ、ばっちり聞こえてるからねー、聞こえてて、全部おぼえてて、あとで楽しく仕返しさせてもらうからねー。

 おじいちゃんには若さの復活なんかいいかなー、ちょっとだけ若い頃そのままの力が出て体も動くようになるのー。

 でも効き目が切れたらその分一気に疲れが来るし、動けていた頃を思い出してしまうからつらさも倍でね。

 やった人は、頼むからもう一度やって動けなくなる前に殺してくれって言ってくるようになるんだー♪」


「ろくでもねえ……」


「君は、初めて見る顔だね。さては最近『数つき』になったと聞く『7』番だな。

 ……ふうん、なるほどぉ。

 おねーさんわかっちゃった。色々わかるから、悪いけど、わかっちゃうんだ。

 きみ、素質あるよ。

 あっちで、二人っきりで、楽しいこと教えてあげるよ?

 いやあほんとこれは貴重な経験だよ。このままだと誰からも教えてもらえないこと、念入りに。むふふ。

 いっそのこと私の弟子にしてあげて、骨の髄まで私流に染め上げるのもいいかもね? どぉ?」


「よるな。近づくな。殺すぞ」


「ああ、無理。というか私と一緒に君が死ぬよ。

 私はこの通り非武装無力のおっぱい大きな可愛いメガネのおねーさんでしかないけど、私が死んだら、暇な時にひたすら貯めこんでる魔力が一気にあふれて、この辺全部吹っ飛ぶし、うちの鬼上司も一緒に死ぬよ?

 ガルディス様の大事な人を、そんなことで殺しちゃっていいのかい?

 ちなみに、なんで一緒にかっていったら、普段こき使われてる仕返しに、こっそり命をつないじゃってるからだね! 私が働きすぎて死んだらその時はきっと鬼上司の無茶すぎる命令のせいだから!」


「……と一緒に攻めこまなきゃいけねーの!?」


「共に戦うわけではないから問題ない。ファラ殿、続けてよろしいか」


「はーい、いいよー。ギリアちゃんもレンカちゃんも触らせてくれないから寂しく自分のおっぱい揉んでるけど、どうぞー」


「ファラ様にお願いしたいことは――まず我々の装備への魔力供給と、使えそうな魔法があればその付与。ラーバイの偵察、張り巡らされているだろう魔法防御の分析と対処。突入時には全体的な妨害や我々の補助、増援の足止め、欺瞞など可能な限りの後方支援です」


「待って待って待って待って、それ働きすぎ! どんだけやらせんの! 息の詰まるお城の仕事じゃなくて街に出られるっていうから来たのに!」


「『2』、あれを」


「ええと、この人形の、ここに触れるんだな」


『……ファラ。求められた仕事はきちんとこなしなさい。後で報告は受けますから、なまけることは許しませんよ。私に恥をかかせないように』


「うひぇぇぇぇ! やーっ、その声やーっ! 鬼上司の声! ずるい、それずるいっす! だめっす! うわあもう口調が下僕になってる! 鬼上司に仕込まれたこの可哀想なおねーさんは、鬼の気配を感じるだけで、何でも言うこと聞いちゃう下っ端魔導師になっちゃうんっす!」


「ファラ様、お願いできますね」


「……はい……やるっす…………やらせてもらうっす……」


「セルイ様って、すげー……」


「『7』、あなたはまだ知らないだろうから、大事なことを教えておくわ。

 あれがさっき言ってたこと、嘘じゃないの。

 あれを殺すと、多分、ためこんでる魔力が炸裂する」


「うげぇ……」


「そしてね……。

 いつもはあんな調子のクッソうぜえ、死神ザグルのひりだしたうす汚えクソよりも淫乱な下ネタだらけのおしゃべりだけど……。

 まだしゃべっている最中なのに、いきなり口をつぐんで、何も言わなくなったら――。

 どんな時、どんな状況でも、すぐ逃げなさい。

「へ?」

「いい? あれがいきなり黙ったら、すぐに、できるだけ距離を取ること!」

「わかった、おぼえた…………?」

「ええ。今まで三回、やってるの。警告なし、威嚇なし、表情を変えることすらしないで、いきなり魔力噴出。周囲の全員が、破裂して、干からびて、燃えあがってる」

「うへぇ」

「あれが、逃げなさい。生き残りたければ」




「全員、装備に付与する魔法の希望を出すように。『4』、矢は間に合いそうか」

「その辺りの者を射るだけなら充分に。しかし『剣』を相手にするなら、特別な矢が四本欲しい」

「わしも、針にちょいと付与してほしい魔法があるのじゃが」




「……ねーギリアちゃんギリアちゃん、5番のギリアちゃん」

「名前を呼ばないで下さいと何度言えば」

「ラーバイ全体にかける魔法なんだけどさ、ちょっと面白そうなの思いついたんだけど、私より5番ちゃんの方が得意じゃないかなって」

「私は先に『検索』を使ったので、広域系を使うのは危険なのですが……それに私は侵入する役目でもあるので、魔力は『剣』との戦いに備えてできるだけ残しておきたく」

「でもぉ、ああいうとこって『流星』封じはもちろん、大抵の魔法封じはあるでしょ? でもさ、絶対に封じられないものもあると思うんだぁ。つまり……ごにょごにょ」

「それは……確かに、正当な魔導師よりも、私のやりかたの方がよさそうではありますが……」

「5番ちゃんがやって、私が魔力を補充すれば問題ないでしょ?」

「そうですね」

「じゃあ、そのついでにぃ、ちょーっと頼みたいことがぁ、『剣聖』さんのぉ」

「却下」

「え~~~~」

「あれと直接戦うようなことは、私は絶対にしません。したがって何かを手に入れるようなことはできかねます」

「そこを何とかぁ。剣を抜いたとこ見るだけでいいからぁ」

「見た時にはもう終わっています。そういう相手なんです! どうしても見たいならご自分でどうぞ!」

「ちぇーー、じゃあギリアちゃんの生おっぱいで我慢するかあ」

「そこから離れなさい!」




「そこの気味悪い、姿勢も顔も性格も悪くて今も垂れ流しの欲望が超ゲロキモい猫背のクソ野郎のディルゲ、ええと『6』だっけ? ああ君の能力はちゃんと認めてるからね君はすごい君の追跡能力は最高だ君がいないと何もできない! よっ、うちの鬼上司に次ぐいい男!」

「…………『5』、こいつを殺さなければならない状況になったら言ってくれ。どこに逃げても必ず見つけ出し追いつめる」

「その前に私は鬼上司に働き殺されるから大丈夫っす!

 ……コホン、とにかく、『6』くん、君は、えーと剣聖さんと、王女さんの、髪の毛や色々なものを集めるというすばらしくキモいけどすばらしく大事なことをやっていたと聞く! ならばその成果の提供を要求する!

 たとえ君が毎晩それを舐めたりかいだりしゃぶったりしながらいけないことをする変態だとしても、ここは苦渋の決断で、女の人と女の子の体の一部を、提供してもらいたい!」

「…………『5』よ、こいつを呪い殺す方法を知らないか」




「さて、クッソキモい『6』くんが喜んで提供してくれた、ふたりの髪の毛を組みこんで作り上げた魔法具がこちらになります!

 魔法使えないフニャチン君には何の役にも立たない魔法具なので、ギリアちゃんにしか使えませんが!」

「その唇を縫い合わせた方がいい仕事するんじゃないかしら」

「そういう評価なら、返してもらおうか」

「はいはいはい、この帯を、ギリアちゃんああ『5』番ちゃんの、手首に巻く! するとはめこまれた、この針が、動く! 魔力を通すと動き出す!」

「……動くわね」

「使えるようになったならば、素材を提供した俺にも感謝してほしいものだが」

「右手のには、黒髪の剣聖さん! 左手のはカル、ああ、ええと、『四女』さん! それぞれの、わざわざ集めたキモい成果の、女性の髪の毛が入ってるんだよ! もちろん感謝してるよ! 大感謝してるよ! 血だったらもっとよかったんだけどね使えねえ!」

「こいつを呪い殺す方法」

「終わってからならいくらでも教えてあげるから、今だけは我慢して」

「その針は、体の一部の持ち主の、今いる場所を指してるのさ! 君たちが使ってるノルスブレーラン紫スライムと同じことができるってわけ! においなんて他の誰も確認できないものなんかよりもずっと確実!」

「………………よし殺す」

「待ちなさい。言ってるほど万能なものじゃないから」

「ちぇーばれたかーつまんないのー。

 そうなんだよねー、そんなの使われたらうっとーしーめんどくせーって思う人めちゃくちゃいて、私だって鬼上司にやられてたら、ちょっと息抜きに他人の魔法工房入りこんで軽いいたずらもできなくなっちゃうし、可愛い子を悪い道へ引きずりこむ熱い夜を過ごしてる最中に踏みこまれたら終わりっす。

 だから遮断したり欺瞞したり対抗したり逆襲したりする魔法や魔法具もいっぱい開発されててさー。

 何も知らない人相手に、せいぜい一日ぐらい使える、程度なんだよねー。

 それくらいにしておかないとばれる、見つかる、怒られる、狙われる、仕返しされるとろくなことないからさ。

 でも今、これから夜になるまでの間ぐらいなら何とかなると思うよ?

 ああ『5』番ちゃん、それ解除機能も組みこんであるからね。触らなくても『外す』って念じるだけで外れるようになってるから、ヤバい時にはすぐそうすること。

 剣聖さんは赤い『流星』とか色々、こっちも知らない魔法具持ってそうだし、王女さまだって、多分本人も知らない守りの魔法仕掛けられてると思うから」

「……感謝は、しておくわ」

「じゃあおっぱい」

「生きて帰ったら考えてあげる」




         ※




 陽が西へ大きく傾く。


「全員、準備できました」

「よし、行くぞ」


「ふへぇ~~~魔法の支度も、何から何まで、ちゃんとやったよ~~~ほめてほめて、誰かほめて~~~すごくがんばったんだよぉ……疲れたのに、本番はこっからなんだよぉ……帰って、寝たいよぉ……鬼上司の寝床でもいいから休みたいくらいに疲れてるんだよぉ……」


「作戦を確認する。

『2』と『3』は南門から、ラーバイの客として入る。

『4』は、『5』と『8』が日没と共に例の魔法を使うまで護衛、その後『5』と共に潜入。目標の場所を確認しつつ接近せよ」


「ほーい、呼ばれました8番ちゃんでーす」


「『6』と『7』は水路から入りこみ、運びこまれた後を追え」


「ああ……あのにおいは……どこにいようと、必ず、わかる……『四女』も『剣』も……今夜が、お前たちの、最後だ……くくく……」

「ほんと、気持ち悪いなあ」


「『7』よ。例の魔法がかかっている場では、お前が最も有利になる。お前次第で決まる。頼んだぞ」

「は、はいっ! もう、あんな失敗はしません!」


「私は全体を見て、必要と判断したところの支援に入る。

 では行くぞ。

 ここまで色々あったが、いよいよ決着だ」






【後書き】

敵も編成を整えた。ついに激突。次回、第80話「ラーバイ潰し」。残酷な表現多数。性的表現もあり。



・・・最初期のプロットで設定していたキャラがようやく登場。シリアスブレイカー。もうちょっと真面目で冷酷なキャラだったはずなのに、その部分はギリアに持っていかれてこうなった。

最初は、フィンとカルナリアを追うのは「1」と「6」および名無しの部下たちで最強の七人という設定はなく、ファラは行く手をさえぎるかたちで登場する中ボスでした。

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