1.豪華限定版を買ったワケ
とまあ、ここまではただの「ゲーム買ってきたよ」報告みたいなものだが、ここからが本題だ。そもそも自分は何故、情報も知らない、体験版もプレイしていない作品を、店舗特典なしの限定版の予約が売り切れていたからという理由のみで、一番上の豪華版を予約するに至ったのか。
簡単だ。ライターが王雀孫だからだ。別に彼に限ったことではない。自分の中には「新作や新刊が出たら必ず購入する」レベルのライターや小説家が四人いる。ただし半分以上が遅筆だ。
一人は既に作家として活動しているのかすら怪しいレベルで、新作など望めるはずもない状態。一人は「それ散る」のメーカーであるNavel所属(のはず)だが、今現在何をしているのかも分からない。唯一漫画家・大久保圭のみが(ペースこそ遅いものの)新刊を出しており、これが自分にとって数少ない「発売を楽しみにする作品を生み出し続けている作家」である。そして、最後が王雀孫。この四人だ。多くの作品に目を通してきて、追いかけるに足ると判断した四人である。
そんな彼が(恐らく)一躍有名になった作品である「それ散る」。その後に発売された「俺たちに翼はない(以下おれつば)」が出るという当初から、その名前はちらほら聞こえていた。と、いうか、大体の人間が王雀孫というライターを語るときに持ち出すのが決まって「それ散る」なのだ。
ずっと気になってはいた。しかし、未完である。未完の作品をプレイしてもやもやするのは主義では無いので、ずっとスルーしていたのだが、今回無事に完結した作品として作り上げられるというのだから、これを無視するわけにはいかないだろう。ただでさえ、継続して視聴購読するに値する作品が皆無になってきている以上、かかる期待は当然大きい。
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