導入早々の設定はとても厳しいな、と感じる反面、そのことに特に触れないというのが本人にとって当たり前のことと伝わり一気に惹きこまれました!
主人公とその友人の関係の描き方が魅力的で、些細な会話のやりとりに信頼が見え隠れしているというのが微笑ましいです!
ですが・・・
主人公の夢に向かう道のりはとても険しいようで・・・導入では経緯からが丁寧に綴られており、読み進めるうちに熱と少々回りに対する怒りが・・・!
そんな主人公。途中でスーパーロボットじゃなくても・・・という展開や、仕事変えたらもっと稼げるんじゃ・・・と思う饒舌なバス運転手と色とりどりの展開が用意されています!
そして友人も・・・。
と、読めば読むほど先が気になりお気に入りキャラが増える魅力満載の作品!みなさんもご覧になってみてはいかがでしょうか!
お話としては至極王道を往くストーリーラインだと思います。
過去にスーパーロボットのパイロットに助けられ、それに憧れを抱いて自らもパイロットになろうとする主人公。
急な事件に巻き込まれ、特別な機体に乗りこみ、それを起動させてしまう……しかもそれは当然、曰く付きのヤツでした。
そして少年時代に仲の良かった親友が敵対してしまうという、ベタにアツいヤツですね。
男の子ならば誰もが夢見るストーリーラインには、安心感すら覚えてしまうでしょう。
その上、知っていれば『おや?』と思うオマージュがポロポロ出てくるので、色んな作品を知っていればニヤリと出来る事も。
読んでいてとても楽しい作品でした!