第7話味覚が変わる

僕は若い頃、酒はジン以外は何でも飲んでいた。

取り分け、ウイスキーが好きだった。

若い頃はロックで飲んでいたが、水割り、ハイボールがとても美味しく、角のウイスキーを浴びるほど飲んでいた。

しかし、統合失調症になって2年目、ウイスキーの匂いを嗅いだだけで吐き気がするようになる。

そして、日本酒さえも。

突然、味覚が変わった。

ビールは相変わらず飲んでいたが、ウイスキーと日本酒が飲めなくなった。

それが、32歳の時だから、かれこれ10年飲まない日々が続く。

一昨年前の夏に、久し振りに日本酒が飲めるようになり、薄く作ったハイボールも飲めるようになった。


今は、普通の濃さのハイボール、水割りを飲み、たまに寿司屋に行くと日本酒を楽しむ。

この11年の空白は何だったのか?理解出来ない。

味覚が変わる時は、病気を患っている説があるがそうだと思う。

今は飲めるのだから、少しは病気が良くなったからだろう。

今から、ウイスキーの角瓶を買ってきます。

角は美味しいけど、トリスもとても美味しい。

今回は、味覚の変化の話しでした。

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