第6話感情の平板化
統合失調症以外でも現れそうだが、長く統合失調症と付き合うと、感情の平板化が起きる。喜怒哀楽の表現が無くなるのだ。
ばあちゃんの葬式で皆んな涙を流していたのに、僕は悲しく思うけど、泣けなかった。
嬉しい事も、悲しい事も、頭にくる事も表現しにくい。
いつも、妻に言われる。
「あんた、何考えてるの?」
と。
能面ヅラだから、他人は理解出来ないのだ。
それは、嫁さんにも子供にも伝わらない感情。
心から笑える日があるだろうか?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます