第8話 計画
この世界で生きていくためには、お金を稼いで食費を
とりあえずどうしようか。
俺は考えた。
①ひとまずお金を稼いで生活をする。
②塩を手に入れる。
食事の美味しさは大事だ。
持っている塩が無くなる前に何とか手に入れないと!
出来るだけ働かないとな。
俺は冒険者ギルドに来ていた。
「ミライさんこちらの依頼はどうですか?」
ギルド職員のリアさんに勧められる。
どうしたんだろ。
まあいいか。
「薬草採取が得意なようなので、お願いしますね。」
5枚くらい渡される。
1枚ずつ見ていく。
危険な仕事は無いだろうな…。
俺は顔に似合わず怖がりだ。
前の世界でも、悪そうな人相の人たちは苦手で避けていた。
取り合えず、怖いのは無さそうだ。
「これ、全部?」
普通に訊いたつもりだが、凄んでいるようにみえるらしい。
「好きな物だけでいいです。全部でもいいですが…。」
若干怯えているようだ。
いつもの事だ。
「じゃー全部もらう。」
わざわざ選んでくれたんだし、何かあるのだろう。
1枚目は前と同じ草か。
シャビア草10本×依頼書2枚
森の水辺で辺りを見渡すと直ぐに見つかった。
また光っていたからだ。
この能力便利だな。
1枚はユーリ草か。
葉っぱ10枚
岩の下に生えている。
岩?
岩って言われても沢山あるんだけど…。
後の2枚はマリー花これは花?
木の幹から生えてくる‥ってキノコみたいだな。
白い花弁らしい。
もっと依頼書をよく見ておけばよかった。
俺ってすぐ調子に乗るもんだから…。
取り合えず、シャビア草だけギルドに持っていこう。
残りの草花はもうちょっと後でいいか。
俺はギルドへ行ってシャビア草だけ渡してきた。
一時間経っていなかったからか、また驚かれたけど。
まあでも2000ネル(2000円)だしいい稼ぎかも。
後で聞いた話だが、薬草採取は地味すぎて人気がないらしい。
値段も少し高め設定になっているようだった。
草っていうけど凄いんだなぁ。
シャビア草は傷薬に効くらしい。
ユーリ草は痛み止めに。
マリー花は魔力回復の薬になるとか。
この世界、魔法ってあるんだ。
見てみたいな。
「へえええ。」
俺はギルドで借りてきた薬草の本を見ながら家でゴロゴロしていた。
明日はユーリ草を取りに行くか。
何でも大きい岩の下に生えるらしい。
だいぶ森を歩くことになりそうだ。
俺は早く寝ることにした。
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