異世界への転生。 〜貴方達ならどうする?〜俺は進む。〜

第1話


 本作の主人公【藤堂隼人】は、久しぶりに夜空をたまに見ながら歩いていた。

 隼人が歩いていた歩道の先には、塾の帰りなのか分からないが、高校生ぐらいの子が参考書を読みながら、青信号の交差点を渡っていた。

 すると突然、高校生が渡っている交差点の左側の道路からパトカーのサイレンが聞こえてきた。

 隼人がパトカーのサイレンがする方を見てみると、バイクが数台の止まっている車を避けて交差点に向かっていた。

 それに気づいた隼人は、高校生の方向に走りながら大声で危険を知らせた。


 「おい!避けろ!…バイクが来てるぞ!」



 だが、高校生は隼人の大声やサイレンも聞こえていない。

 高校生はイヤホンもしながら歩いているためだ。

 そんなことが分からない隼人は高校生を助けるために走り、高校生がバイクに当たる前に前方に突き飛ばした。


 その後は皆さんの想像通り、バイクは隼人にぶつかり、バイク本体は倒れたあとも少し離れた人にぶつかりながら止まった。

 あたりが騒然とするも、隼人の意識はもうなかった。


 そんな隼人は、どんなわけか異世界に転生した。

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