第7話
私は足音を抑えながら、2階に上がった。
2階に上がってきた私は、足でドアをゆっくり開けた後、スイッチを押して、部屋の電気をつけた。 そしてまたドアを閉め、彼女を両手で抱きしめたまま、私のベッドに歩いて行った。
私のベットまで到着した私は、ベッドの上に彼女をそっと置いた。
ベッドの上に置かれた美月は、目を閉じたまま細く息をし、気持ちいい表情をした状態で横になっていた。
自分の体格より大きい、私の服を着ている彼女を見て、私の心の中から変な感情が湧き上がってくるのが感じられた。
彼女の胸は服を越えて透き通っていた。もちろん、それはそれで、今、彼女は下に何も着ていない。あの時は、急いでいたので下着まで着せる余裕がなかった。
私は、自分が今どんな状況に置かれているのかも知らない彼女を、思わずじっと見つめていた。少し疲れたこともあり、そして、寝ている自分の彼女があまりにも美しいからでもある。
そのようにしばらくの間、そんな彼女をぼんやりと眺めていると、トントンという音が聞こえて誰かが私のドアをノックした。トントンとする音にびっくりして、腰が抜けそうになり、自動的に腰がまっすぐ伸びた。
「良太、部屋にいるの…?」
聞き慣れた声が、部屋の向こうから聞こえてきた。 どうやら、部屋のドアをノックしたのは母親らしい。
「うん、今出るよ。」
私はドアの向こうにいる母の言葉にすぐ答えた。 念のため、ベッドに横たわっている彼女に布団をかけて、彼女の姿をある程度隠した後、私は部屋のドアに向かってゆっくりと歩いた。
ドキドキとする心臓と共に、部屋のドアをそっと開けると、目の前には母の姿が見えた。私は部屋の中が母によく見えないように、体でできるだけ隠した。
「な..なに....?」
思わず声が少し震えていた。 母はそんな私の手を握ると、私の手に何かを握らせてくれた。 そして耳打ちで「良太、お母さんは応援してるよ!」という言葉を残して、ウィンクしながら階段を降りた。
私は、急なお母さんの変な態度に少し慌てながら、握った手を広げて、手の中を確認した。すると、それを見た私の目はだんだん拡張されていった。なぜなら、私の手の上には全く予想できなかったものが握られていたからだ。
手のひらにのせられたコンドーム3つ。それも味と色がそれぞれ全部違うものだった。
それぞれのコンドームにはこう書かれていた。
「チョコレート味」
「バナナ味」
「イチゴ味」
それを見た瞬間、私の頭の中には一つの記憶が蘇ってきた。
その記憶は、浴室で私が、ミヅキの誘惑に理性を失う直前、更衣室のドアに影がかかって消えたという事実だった。
その影の正体は母親だったのだ。やはり、バレたのだった。バレたという事実に、頭がますます熱くなるのような気がした。
「はぁ…」
思わずため息が出た。彼女を紹介して間もなく、家に両親がいるにもかかわらず、昼間セックスして、それを両親にバレたと思うと、ネズミの穴があったらそこに入りたい気分なった。
「ふぅ…」
私はため息をつくと共に、気を取り直して部屋の中に入った。ドアを開けて部屋の中に入ると、まだベッドの上で横になって寝ている彼女の姿が見えた。
美月は今何が起こっているのか、何も知らない表情ですやすや寝ていた。
私はそんな、のんきな彼女を見て、頭を下げて深いため息をついた。
***
それから1時間ほど経った頃、美月はもつれた髪を口にくわえて、ベッドから体を起こした。彼女はよく眠れたのか、腕を天井にまっすぐに向けて、大きく伸ばした。
そして伸びをしていたミヅキは、何か物足りなさを感じたのか、突然、服の中に頭を入れて自分の体の状態を確認した。すると、状況をある程度把握したのか、彼女は上下に首を動かした。
美月が寝ている間、勉強に集中していた私は、まだ彼女が起きていることに気づかなかった。彼女はベッドの上を四足歩行姿勢で這い、勉強している私に音も立てずに、静かに近づいてきた。 そして、彼女は近づいてきては、私が勉強するのを、しばらくの間、じっと見つめた。
「へえ、勉強頑張ってるね。」
美月は、顔を良太に近づけながら言った。
目の端に見える、彼女の顔に、私はやっと彼女が起きたことに気づいた。
「もうすぐ期末試験だから。」
私は隣の美月に言った。彼女は勉強を頑張っている私がえらいのか、彼女の柔らかい手で私の頭をなでた。何か子犬になった気分になった。
「一生懸命勉強する良太には、ご褒美をあげないとね。」
美月はそう言って、そっと微笑んで見せた。私はこの言葉を聞いて、それがどういう意味なのか一度に理解できなかった。
しばらくして、美月はベッドから降りてきては、私が座っている机の下に這い込んだ。 そして、机の下に降りてきた彼女は、私の太ももから顔をひょいと突き出した。そんな彼女の姿はまるで、猫のようだった。
そして、美月は私のズボンの襟をつかむと、そのままずっと下ろした。すると、かっと上にそびえ立つ気の利かない私のあれ。彼女はズボンを下ろすと同時に、飛び出た私のあれを見て、満足そうな顔をした後、舌をぺろぺろと鳴らした。
私は、突然の彼女の行動に戸惑いと、恥ずかしさを隠せなかった。それと同時に、彼女がさっき言ったことの意味が理解できた。
結局、やってあげるってことか。
彼女は私のあれを両手でつかみ,猫のように丁寧に舐め始めた。その姿はまるでアイスクリームを舌でなめながら食べるように見えた。
ぺちゃくちゃ。ぺちゃくちゃ。 チュプ。
私のあれは彼女の舌さばきに反応する度に、うごめく。そして、少し後、彼女は私のあれを彼女の小さな温かい口の中に入れては、私のあれをしゃぶり始めた。
彼女の口の中で、柔らかくて熱い舌が、私のポイントポイントを柔らかくマッサージした。その度に、頭がだんだん熱くなって、気が狂いそうだった。
時間が経てば経つほど、私のをしゃぶる彼女の頭の前後の動きが速くなっていった。そして、彼女は私の雄の匂いに取り憑かれたように、だんだん目が緩んでいき、焦点がぼやけていった。
ぷぅっ。ちゅっ。 ぷぅっ。ちゅっ。
「美月…もう行きそう...」
私は、結局、彼女の柔らかくて、温かい舌さばきに耐えられず、彼女の口の中で、そのまま射精してしまった。射精とともに大きな快楽が訪れた。 美月はまるで、牛乳を飲むかのように、私の白い液体をごくごく飲み込んだ。
私の白い液体を飲み干した彼女は、口をそっと腕で拭いた。しかし、彼女はまだ終わらせるつもりはないらしく、今度は自分の服を脱いだ。すると、揺れながら現れた彼女の真っ白な胸。彼女は自分の胸を振りながら私に見せてくれた。私はそれを見て、唾を飲み込んだ。なぜなら、彼女が胸でやってくれるのは、今回が初めてだったからだ。
彼女は、胸の間に私のあれを挟みながら、上下に動き出した。
彼女の胸に抱かれる感じは、口とは次元が違う感じだった。前を見ると、彼女は絶えず、体を上下に動かしていた。
私のために体を揺らして一生懸命動いてくれる彼女の姿は、言葉では言い表せないほどの美しさだった。
しばらくすると、私のあそこはまた信号を送ってきた。そして、私は、間もなく、絶頂に達した。
絶頂とともに、私の白い液体が彼女の顔と胸を覆った。
美月は自分の体についた液がもったいないのか、体についた液体を指で押して、自分の口に入れた。
オルガズムを感じてしばらくすると、性欲に支配されていた私の脳は、元に戻っていた。
気がつくと、私の目の前に体液で覆われたミヅキの姿が見えた。 そして、それを見た私には、不安な気持ちが支配し始めた。 なぜなら、この状態では彼女は外にも出られず、彼女の家に帰ることもできないからだった。
それに気がついた私は、ズボンをはいて、部屋から出てきては、美月の体を拭くものと着る服を探し始めた。
部屋を出た私はまず、更衣室に行った。更衣室に到着した私は、かごの中、浴室、そして上の木の引き出し、という引き出しは全部探してみた。 しかし、彼女の制服はいくら探しても、見つからなかった。
横に洗濯機が回るのが見えた。それを見ると同時に、私の頭の中には、再び不安が寄せはじめた。 どうやら、彼女の服は、お母さんが洗濯機に回したようだった。
私は、仕方なく、更衣室から出てきて、母のところに行き、そして、母に美月が着られる服はないかと尋ねてみた。
「お母さん、美月が着そうな服とかない? 前に着ていた服とか何でもいいよ。」
母は私の言葉に少し悩んだ後、私の言葉の意図に気づいたのか、素早く奥の間に飛び込んで入っていった。 そして、暫くすると、手に白い服一着と長いズボン、女性下着を持って戻ってきた。
母親は、自分がミヅキと体の大きさが似ているので、おそらく合うだろうと話した。
私は、そんな母に感謝の言葉をのべた後、母から服を受け取り、自分の部屋に戻るために階段を上った。
階段を上りながら、私は少し首をかしげて、お母さんから受け取った下着を調べた。 さっきから気になることが一つあった。
今、私の手に握られている黒地に花柄の下着。
かなり値段が高いのか、手触りが柔らかかった。 どうやら、この下着は母親が幼い頃に使ったようだった。
私は美月がこの下着を着る姿を思い出してみた。 考えてみると、悪くないと思った。 私は、階段を上りながら、すぐにこの服を着る彼女の姿に、唾をごくりと飲み込んだ。
私は、お母さんからもらった服を手に、再び自分の部屋に戻り、床に座って、私をずっと待っていた美月に、母から渡された服と下着を渡した。
美月は私から服を渡され、何のためらいも、悩むこともなく、そのまま着替え始めた。
瞬時の間に、着替え終えた彼女は、一周しながら私に「どう?」と聞いてきた。
黒い下着に、白い服を着たせいか、下着が少し透けて見えた。
「本当によく似合ってる。まるで美月のための服みたい。」
「本当? 私、この服好き。」
彼女は、私のいうことに、喜んで答えた。
***
いつの間にか、空はだんだん暗くなり、月が姿を現した。
母は夕食の準備ができたと言って、2階にいる私たちを呼んだ。 お母さんの呼ぶ声に、私は美月と手を握って、夕食のために階段を降り、キッチンに行った。
厨房に入ると、そこには、楽しそうな顔の母親の姿が見えた。 母は鼻歌まで歌いながら、料理を食卓に運んでいた。
母は厨房に来た私と美月を見ると、早く席に座りなさいといって、私たちを促した。 母の言葉に私と美月は食卓に近づき、隣の席に座った。そして私はざっと食卓を見回してみた。
すると、今日の食卓には何か食べるものが多かった。ご飯もおかずも豊富だった。 たぶん彼女が来たからだろう。
それはそうだが、一つ気になることがあった。
それは、食卓にはうな重、うなぎ寿司、うなぎ焼きなど、うなぎでできた食べ物がほとんどだったことだ。 さらに、私に向かって微笑みながら笑っている母の姿。私はその時、そんな母の姿を見て気づいた。
これらの食べ物は、私とミヅキのためのものだということを。
「あんた、今日は料理に結構力を入れてるじゃないか。とてもおいしそうだ。」
と父が食べ物でいっぱいの食卓を見ながら、のんきな声で言った。そんなお父さんの姿を見ていると、幸いなことに、父は今日の昼の出来事については知らないように見えた。
それから、少し時間が経ち、みんなが食事に夢中になっている頃、母は美月に視線を向けると、彼女に言った。
「制服は明日くらいに乾きそうだから、今日は家で泊まったほうがいいと思う。」
そういってから、母親は私に視線を向け、片目をぎゅっと閉じてウィンクをして見せると、もちろん、寝る時は良太の部屋で一緒に寝るようにと言った。
父もそれがいいと相槌を打った。 母と父はハハハハと大笑いをした。
ハハハハ。ホホホ。
そんな両親の姿に、私の顔は赤く染まった。
***
小さな時計の針が、12時を少し過ぎたところを指していた。
私と美月は一緒に部屋の中で試験勉強をしてそろそろ寝る準備をした。 長い間座っていたからか腰が凝っていた。
私は寝る前に美月に言った。
「私のベッドは一緒に寝られるほど大きくないから。 美月が私のベッドで寝て。 私は床で寝るよ。」
しかし、彼女は私のいうことを聞いては、私と離れて寝るのは嫌だと強く断った。
「絶対、いや。 私、良太と一緒じゃないと寝ないの。」
彼女は腕を組んで頬を膨らませ,つんつんした表情で話した。
彼女の強い拒絶に私は困った顔をした。
仕方なく、今日は、床で二人で一緒に寝ることにした。
明かりが消えた部屋の中。
私たちは今、狭い部屋に布団を2つ敷いて、床に横たわって寝ていた。 私はそろそろ眠くなって、口を大きく開き、あくびをした。 そして、まぶたが重くなってきてので、もう眠りに落ちようとした時だった。
横からガサガサ音がすると、闇の中で美月が動く気配が感じられた。 しばらくすると、彼女は動く音とともに、私の布団に入ってきた。 布団の中に入ってきた彼女は私をぎゅっと抱きしめた。
誰かの気配に、目が覚めた私は、布団をそっと持ち上げて下を見た。すると、彼女の紫色の瞳が暗闇の中でキラキラと輝いているのが見えた。
「良太…私、今日とても幸せだった。」
美月が私の腹に頭を突っ込んだまま言った。
「うん、私も。」
「良太のご両親もとてもいい人みたいだし、私、良太が大好き.. だからどこにも行かないで私のそばにいて。。」
「私も愛してる。」
そして、私たち二人は、寝る前にキスをした。
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