人間不信は幽霊船で恋をする~距離感バグの鈍感二人は愛を知る~
月島ノン
エピソード1潜入
雨に濡れた戦闘服、不気味な幽霊船。そしてウイルスによって変貌した人間達。恋をするにはうってつけの場所だろう
これは人間不信と裏切者の恋の話...
「酷い雨…でも、心地いい。私みたいで‥」
手を上げて独り言を言うと
「おいおい、仲間が危険だってのに独り言たぁいい根性だな。」
皮肉混じりにラグナは言った。
二人は海の上で反応が途絶えた仲間…クライア、ナタリアの救助にかりだされ、途絶えた座標上の豪華客船ラ·タリータへ向かっている最中だ。
二人は対バイオテロ組織に所属していて、こういったことには慣れっこだ。
「さぁ、着いたぞ。ハッ、雨の中の豪華客船で人が消えるとは、まさに幽霊船ってやつだぜ。」
「これがラ·タリータ…予想以上に大きい…この大きさからするに二人は 迷子ってやつか?それとも何者かに誘拐?いや、私達を裏切っている可能性も…」
「おいおい、一人で考察か?それより入って真実を探そうぜパートナー」
「パートナーじゃない、ただの付添人。なれなれしくしないで。私、人を信用するの苦手なの。」
二人は話ながらラ・タリータへと潜入する。それが二人にとって、地獄への入り口だと知らずに…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます