仮面と少年〈涙と別れ〉

結花紡樹-From.nanacya-

第1話ープロローグ&学校と殺しー

〜プロローグ〜

涙無琉魔(るいむりゅうま)は今日も一人で歩いていた。

(学校にきたくねえなぁ…)

じっと見てくる。ボスとわかったのか、駆け寄っていく。その途端、連れ去った。しかし琉魔は微笑んでいる。まるでここから離れられるのが嬉しいかのように。琉魔はここが嫌いだった。明確な理由はない。みんなうざい。邪魔だと思っていたときに、この男と出会った。彼の仕事は殺し屋。そして性奴隷にする女や奴隷をさらうことである。今日も、琉魔は奴隷を攫って人を殺す…




第一章ー学校と殺しー

先生は人殺しをダメって言う。命は大切だって。でも価値観は違うっていう。命の重さは人によって見方が違うからいいんだよね?会えなくなるだけで会えるようになるんだから。先生はおかしい。嫌い。


屋敷に帰ると際どい衣装を着た巨乳の女がいた。突如抱かれて「かわいいこ」と言われた。顔が火照る。股間が熱くなって、勃起する。

離れて任務をきいた。今日は適当に殺すだけらしい。



攫ってきてもらって現場に向かった。男が睨んでこちらを見ている。口には枷がついている。とりあえず服を脱がせて全裸に。もう慣れた。尻を足で蹴っていたら器具が渡された。蝋を落として固める。そのまま心臓と逆側を刺して蝋を剥がす。死んだかな?死んだようだ。引き上げる。あとはおっさんに任せよう。




第二の家(アジト)に帰ったらボスがいた。

「琉魔、やっぱりお前は…」

何をやらかしたのか。俺は罪のないやつ、人の勝手で殺される人に苦痛を与えられるのが嫌いだ。それをボスに言ったときに「ある程度でいい」と言ってくれた。だから、何もしていない。

「琉魔。お前、教育委員会にこうやってやってるの知られてるぞ。」

それは絶対にやばい、と本能的に思った。前に偶然あった「九菜」という貧乳の子供に「教育委員会に知られたら終わりだよ」と言われていたからだ。

「琉魔。しばらく休め。絶対に「やりました」と言うな。」

わかりました、と俺は頷いた。それがことの始まりだった。

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