（カクヨムコン９応募予定）彼女NTRが発生したので悲しみの中で寝たら過去に戻ってしまったんだが

第一章 可能性？

タイムスリップした世界

第1話 逆転する世界

☆田所勇気サイド☆

今現在の彼女が寝取られる。

衝撃的かと思う話だ。

ラノベでしか見た事がない。

そうして思っていたのだが.....それが現に起こってしまった。

吉田美奈保（よしだみなほ）。

１７歳、高校２年生。

そして同じクラスメイトの女子。

ゆるふわウェーブの髪型をしている美少女。

俺、田所勇気（たどころゆうき）１７歳の幼馴染であり。

なんというか俺の彼女であるのだが。

「.....」

最近動きがおかしいな、と思っていたので付いて行くと。

野外でとんでもない事をしていた。

それは野外で別の男と性行為をしていたのである。

気持ちが悪く。

俺はショッキングな事に身が震えた。

そして俺は乗り込もうかと思ったのだが。

それは止めてから家に帰った。

大雨が降り出す中で。

「.....」

チクショウだったな。

思いながら俺は空を見上げる。

それから雨に打たれてからそのまま死んだ顔で帰って来る。

玄関の鍵を開けて中に入ってからドアをバァンと大きな音が鳴る様に閉じてからそのまま悔しさで俺は二階に駆け上がった。

それからベッドに沈み込む。

「何だってこんな事に」

そんな事を呟きながら俺はそのまま涙を流す。

そして俺はそのまま天井を見上げる感じで不貞寝をした。

信じられない。

穢らわしい。

そう思いながら俺は涙を浮かべながらそのまま寝る。

そして光が見えた。

☆

「勇気。早く起きなさい！」

どうも寝過ぎた様だ。

姉ちゃん。

田所優子（たどころゆうこ）の声がした。

１９歳で.....高卒で受付嬢で働いている俺の姉だ。

俺は慌てて目を覚ます。

それから、姉ちゃんごめ.....、と言いかけてから。

俺は、！？、と思いながら姉ちゃんを見る。

姉ちゃんが高校時代の制服を着ている。

はい？

「.....ね、姉ちゃん。幾ら起こすのにコスプレでもそれは.....」

「.....は？コスプレ？アンタ何言ってんの？」

「いやだって。姉ちゃん働いているじゃん.....？」

「は？まだ高校生だけど？殺すよ？」

「いや。１９歳.....」

「ぶっ殺すよ？ピッチピチの女子高生。JK。１７歳だっての」

姉ちゃんはそう言いながら怒る様な顔をする。

俺は目をパチクリした。

そして俺にその姉ちゃんはこう言う。

アンタ高校の受験間近なんだから寝ぼけている暇無いよ、という感じで。

は、は？

「.....待って。何を言っている？俺は.....１７歳の高校生だぞ？」

「は？アンタ１５歳でしょ」

「.....は.....？」

待て訳が分からない。

何を言っているんだ姉ちゃん。

思いながら周りを見渡す。

するとカレンダーは２年前を指しており。

しかも１２月である。

確か３月だったぞ！？.....え.....！！！！？

２年前！！！！？

「.....」

「.....どうしたの？アンタ？おかしくなった？受験が嫌で」

「姉ちゃん。聞いても良いか。今年は何年だ？」

「２０２１年だけど？何聞いてんの？」

「.....」

高校２年生だったのは２０２３年だが。

嘘だろ。

タイムスリップしている！？

俺は愕然としながら計算をしていると。

姉ちゃんは、寝ぼけてないで。今は大切な受験シーズンなんだから早く準備して、と言いながら怒ってくる。

「.....はい.....」

は？嘘だろ、と思う。

そして俺は下に降りてから。

そのまま姉ちゃんの飯を食ってからそのまま考え込む。

あり得ない。

何でこんな事になっているのだ。

「そいじゃ行ってきます」

「.....あ、ああ」

姉ちゃんは俺の通っている高校の方角へそのまま駆け出して行く。

そして俺は黒い服装。

中学校の制服を着てから中学の方向を目指す。

待て.....何がどうなっている。

割とマジに。

ありえないんだが。

そんな周りを見渡すと。

確か２０２２年に潰れたゲームセンターとかが営業していた。

２０２１年の表記のあるポスターもある。

そんな馬鹿な。

マジにタイムスリップしている！？

「.....俺だけが記憶を持ってタイムスリップしたのか？」

そんな事を呟きながら俺は青ざめる。

そうしていると.....背後から声がした。

ちょっと！勇気！、と言う感じで。

その声の主は.....浮気した吉田美奈保だった。

卒業写真に載っていたまだポニテの髪型に中学のセーラー服を着ている美奈保。

「.....！」

「何その顔？幽霊でも見た様な？」

「.....いや.....」

「？？？」

美奈保は目を丸くする。

これは.....どう接したら良いのだろうか。

そんな事を思いながら俺は前を見ながら沈黙する。

すると美奈保は俺の手を取った。

それからニコッとする。

「私を置いておくなんて酷いね。勇気」

「.....そうだな.....」

「行こ。みんな待ってるよ」

「.....」

何だこれ。

困ったっていうか本当に.....参った。

どうすれば良いのだ。

何故俺は２年前にタイムスリップした？

意味が分からないんだが.....。