第2句

右を見て

左を見れば

秋の波




猿島という孤島では、海沿いに出ると左右のどちらを見渡しても海があるという感じです。ただ、以下のような意味も込めました。

なんだか、何をしたいのか、または、何をすべきなのか、それがよく分からなくなってきて、波に揺られるように漠然と生きている様を表した。秋の波ではあるが、同時に”飽き”の波がやってくることを暗示。そして、波=並の人間で平凡な人生だという意も込めた。そこには変わりたい気持ちと、なぜかは分からないが、このままでいたいという矛盾した気持ちが漂っている。

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