第14話 休憩

 ふ~。


 2人のための資金を稼ぐために普段の倍働いたり、副業したり。そんなんでいつか過労死したら、誰が2人を養うというのか!


 そんなこんなで今は休憩。


 そんなとき、佑馬が問題を出してきた。


「オスミウム。」


「76。190。」


「お~。じゃあ———」


「ちょっと待って。今思い出した。彩先輩に訊かないといけないことがあるんだった。」




「彩先輩。2人の悩みって結局、何なんだ?」


「あ~、無理。」


 …はぁ。そりゃあ仕方ない。


「解決できたのか? ちゃんと。」


「いや? だから今考えてる。」


「あ、おっけ。」




「話は終わった?」


「おん。」


 2人の悩みとはいったい何なのか。2人とも同じ悩みなのか、それともそれぞれ別の悩みがあるのだろうか? なんにせよ、俺が口を挟めることはできないんだな。


「あのさ、家で椅子にケツと足どっちも乗っけて座ってるんだけどさ、足のところが黄色と緑になってる。」


 は……? 佑馬の話についていけない。


「え?」


「汚れと汗。たぶん。」


 ここ最近で一番ドン引きしたかも。


「汚ぇよ、、、」


 よし、俺も今なんか仕掛けてやろ。


「佑馬。これ何かわかる?」


 そう言って俺は、白紙のデータを見せた。


「ん? それまとめろって言われてたやつじゃね?」


「おん。」


「さっきやってたのは?」


 無言でコピペの“ペ”をする俺。


「なるほど。」



~あとがき的なもの~

 やらなきゃいけないことが同じ時間に重なっていると、優先順位迷いますよね。どうも、おはこんばんにちは相対音感です!

 今回は「佑馬の出番が少ない!」という要望に応え、増やしてみました。本来フレンズ達登場させる気なかったのに、ノリで書いちゃって、ヤバいの!

 次回は終わりにグッと近づきます。お楽しみに! 終わり‼

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