限定の危険

「ある言語」と「他の言語」をわざわざつなげていて、しかも「舞台の国名を実在の名前で限定」している作品の書き出しに違和感を感じました。


限定は危険と個人的に思っています。限定するなら、使う言葉は吟味してほしい。実情を調査して、使う言葉は一般的な辞書でわかる程度にしてほしい。「通にしかわからない」ようであれば説明して、違和感は避けてほしいです。


まあ、ありなのかな、「ある言語」と「他の言語」つなぎ。辞書やWebに載ってないだけで、現地の生活や制度ではあるのかも。


でもこれだけ考えちゃうんだから続きが読めない。正しい言葉であっても、書き出しを読んでいて理屈が気になって止まるのは、私は駄目だなあ。


って、個人攻撃ではなく、勉強中に感じた一般論として読んでいただけると嬉しいです。前にも書きましたが、構成上の癖も乗り越えるくらい面白ければ、小説は成り立つのです。実際面白い書き出しでした。限定された国の言語についてこだわりがない方ならおすすめです。

2023-11-08

2023-11-12 書き出しの文章がまどろっこしいというか、文法的に間違っていたので訂正しました。お前何様問題との戦い……

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