オリジナリティ・オリジン
世界を創造するならば
世界を知らなくてはいけない
進化を成し遂げるならば
望みを認識しなくてはならない
なんて そんなたいそうな僕じゃない
えんぴつで文字を書く
絵筆をにぎり色を敷く
紙だけじゃない
大地にだって 空にだって
僕の軌跡を刻んでいく
いつか観た怪獣が
憧れたヒーローが
恋をしたヒロインが
僕の指を離れて 走って遊ぶ
誰かが言った どこかで見たと
そうかも知れない 源泉だから
じゃあ 気づいた君に聞いてほしい
そっくりそのままが欲しいのかい?
僕が描いたヒーローは
僕が憧れたから現れる
君が
見たこともないほどカワイイだろ?
気が強い子? それは知らない
僕たちは臆病だから
かいじゅう なんだかぬいぐるみ
これからもずっと出会い続ける
たくさんの運命的な物語
きっと溶けて混ざり合い
どんな黒よりまっ黒さ
僕らの光るペン先で
華麗に歌うキーボードで
増え続ける まっ黒な泉に
僕らだけの波を立てる
模倣の船上で胸を張れ
魂が求めた先の
オリジナリティ・オリジンだ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます