第4話破産?


「 名義貸ししてんじゃないのか?」

 理一が三百万円を身を削る想いで手渡して支払期限の1ヶ月、「ちょっと返せないよ。」


「理一、ゴメンネー!」こう言われて電話が切れた!

 何故僕がお金に困るんだろう?

2pのバンブーチェアに腰掛けて、漠然と考えていた。

 支払いが一回でも遅れたら三百万円を一括返済しなければならない事は、借り主のMに重々言ったのに・・・。

「契約違反してたら抵当の自宅を差し押さえるぞ!」予想通りの出来事で憔悴していた。

 なんで支払えない事を軽々しく俺に言う? なめてるのか? 

多分、そうだろう・・・。

 挙げ句のはてに「もう破産手続きに入ってるんだ。」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る