B68

苦贅幸成

 私にとっての ”世界” とは

 どれだけ固く握っても、すきまからそろそろと、こぼれ落ちてしまう砂のよう

 私が持てる世界は、それだけ

 今握っている砂と、そこからこぼれ落ちてゆく砂

 意味なんてなくたって、それが全て

 そして、愛おしい





 さて、それじゃあ

 君の答えを聞かせてもらおうか




























  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

B68 苦贅幸成 @kuzeikousei4

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ