休日

休日

何もない一日。私のやすみは窓辺にいすを持っていき、窓をあけ、優しい風に吹かれながら読書をするのが好きだ。

私は優しい風に包まれるあの瞬間が一番安らぐ。何もない一日、その一日をだらけて過ごす。

誰にも邪魔されず、紅茶を飲む。おいしい。いつもは、ダージリンやアールグレイを飲むのだが、今日はハーブティーを入れて飲んでる。

ハーブの香りが鼻を抜け、さわやかな気分にさせてくれる。

たまには違うのもいいものだ。

次は何を飲もう？少し楽しみが増えた。

今日読んでいる小説は人間失格だ。

私は今、はやっている小説はあまり読まない。というよりあまりよさがわからない。

だからか、昔の小説をよく読む。

今の小説が駄目だとかではない。ただ私に合わず、無理して読むのは違う気がする。

今日も、一日を無駄にする。

この感覚がたまらない。

紅茶を飲み干し、本を閉じる。

お昼の準備をするために椅子を片付け、窓を閉め、本を元の位置にしまい、ティーカップを片付ける。