怪胎真書

まず、タイトルは解体新書っぽい何かだよね。

それはわかる。あと僕の書いたの沢山読んでくれてありがとね。これは本題からずれるけど、一応こういうところで言っとかないと大変だから?ね。更に関係ないけど名前って単に難しいだけじゃなくて上下の関連性っていうか何かしらの関わりがあると良くない?

名前なんて趣味だし全然良いんだけどキャラが増えてくると、いっつも名前覚えられなくってさ。

だから、例えばうちのキャラで紹介すると。

そうね。ぎりぎり名前は出してるキャラでいうと、黄泉路 紅葉(よみじ もみじ)とか?魔法少女の話に出てくるんだけど。韻踏んでると読みやすくて良い印象。僕が中学か小学校にいた頃なんかは七福神に絡めようとした七福仁なんていう意味のわからない名前を使っていた覚えがあるんだけどさ。まぁ、そんなもんで。読みやすいって大事だよね。だからかラノベとかでは繰り返しの名前が多いのかな、なんて勝手な考察を繰り広げてみたり。前置きが長くなったね。文章も長いのでとりあえずは飽きないよう頑張るっす。

そんじゃ始めます。


『その前に』


折角なので丁寧にやりたいって思うんですよ。僕が期待と与えられたものに応えられる人間である証明をしたいと思うので。まぁ、嘘だが。

いや、嘘じゃないんだけどね。そこまでは考えてないだけで。そんで、長編読むといっつも途中で中身の本筋がずれててもそこに気づけなくって。よく批評大好きな人たちが言う、本筋からずれてる、がわからなくなっちゃうんだよね。まぁ、近況ノートみてもらったらわかる通り、流れるように訳のわからない話を繋いで話して最後には自分が何を話しているのかわからなくなっちゃうタイプの人間なので。だから一旦明確にしておこう。


つまりこれは、「いなくなった人を探すことをゴールにおいた話であり、どういう過程を辿ろうとそこに行き着く」話のはずだよね。

ここに間違いはないと思う。

だからそれを意識して読もう。

じゃ、今度こそ本当に始めます。


『一話へ』


『『昨年、2022年7月に発生した横浜市内、ひき逃げ事件に関する続報です』』

僕ニュースとかそんな真剣に聞かないしわからないんだけどさ。

『『昨年2022年7月に、横浜市内で発生したひき逃げ事件に関する続報です』』

こっちのがそれっぽい気はする。

並びの話。


それから、

『『当時運転していたとみられる十八歳男性と同乗していた十九歳男性が死亡している状態で発見されました。警察は——』』

地続きで放送されているのかはしらんけど、なんかね。場所は明記するんじゃないかなーって。

~川の下流で、みたいなね。これじゃ溺れちゃってるが。


『 カラン、と音の鳴るグラス。中には黒い液体。ぐぃ、と煽られる。』

ぐぃ、と煽られる。これねぇ、グラス視点が強すぎるんだよ。受け身だもん。いや別にそこまで悪かぁないよ。そういう書き方もある。たぶんね。

ただ、前後の繋がりが切れてる。

僕なら『それが、ぐいと煽られる。揺れ動いた水面が透明のフィルターを介して光の反射を伝えた。』みたいな?

なんかね、描写を付け加えることで何について書いているのかを伝えるね。小説は気配りだもん。僕はいっつも変なもんばっか書いてるけどね。気配りが必要なところはそうすべきだと思ってるし。まぁ、でもグラス視点にこだわりがないなら、『男(女)がぐぃ、とその中身を煽った。』くらいにするのが妥当かも、まぁ、たぶん人物をぼかしたいんだろうけども


あとここなんかも並びがな。

『ジリジリと紫外線が塗装された床を焼いた。』

(何)が(どのようにして)、(どのような変化をもたらしたか)。

っていう順番でいくと、

紫外線がジリジリと、塗装された床を焼いた。

できれば何で塗装されたかも明記した方がいいけどね。前の文だと紫外線が塗装されているという解釈も可能なので。


まぁ、細かいニュアンスは指摘しなくてもいいでしょう。長いからね。あんまり細かすぎると引用が細かすぎる読書感想文になっちゃうし。


まぁ、場面転換は上手いと思うよ。こういうリンクさせるような場面転換は有りだよね。デュラララ作者が書いてるFate/strange Fakeでもめっちゃやってた。あれは露骨すぎて笑える。


『祓魔高等技術学校(通称:技術学校)』

関係ないけど略称って特徴捉えてる必要があると思ってる。僕なら魔技マギコーって略す。上のはお堅いかな。根の堅洲国かな。固すぎ国。固いと国って似てるよね。


あとね、僕はね。単なる説明にならないようにぱっと伝わる分かりやすい描写を心がけたりもしてるね。つまり、『どのように』をいかに簡単に、そして情報込めて使えるかっていう。

『叱った。』

と、

『めっ!と叱った。』

の違いね。後者は人間性が伝わったんじゃないかな?そゆことね。素人が書く文章は目の前を描写することに手一杯で余計な細かさがないんだよね。素人なんて僕もなのに偉そうですが。


まぁ、『ごめんなさい』ひとつにしたって。

単に謝るのではなく、対応わかれるよね。

解決策を提案する人、とりあえずひたすら謝ってみる人、自分がどうして謝っているのか自己分析して伝えてくる人。そういうのを拘るのも大事だぞ。前から言ってることだがね。


何だろうな、説明と小説の違いさえ伝えられたら簡単だと思うんだけどな。

説明は単に出来事がわかればいいのに対して、小説はそれぞれの細かな動きをいかに短く、何気なく描写に取り込むかを考えてる。


(キャラ名)を追いかけた。


ってだけじゃなく、


(キャラ名)の小さな背を追った。


とかね。関係ないけどまだ一話を抜けられないんだ。助けてくれ。今2000文字だぞこれ。まぁ、

僕が余分な導入入れたせいだけどもさ。


『二話へ』


うん。導入が上手いね。繋ぎもいいと思うわ。

序盤に与えるインパクトとしては十分でしょう。


『「真理、お前なりに考えがあったとしてもこの言葉忘れてはならない」』

ミスだろうがなんだろうが、てにをはを意識しよう、使わなくっても読点なんかで間を取ろう。


『「じゃあ真理ちゃんまた私の部屋くる?」

「いっちゃおっかな~」』

あと、今までしゃべってなかったキャラが急にしゃべる時は台詞内で言及するか、近くの地の文でなるべく早めに説明しよう。

あと、なりきりが薄いね。ちょっと。

やぁ、難しいところではあるよね。僕なんて書いてるキャラが殆ど自分と変わらないこと言ってるなーっ思うときあるもの。

でも、上部だけ台詞をなぞるんじゃなくて自分がそのキャラになったつもりで、じゃあそのキャラならどう考えるのかな~って考えてかくとか。

やってもいいかもね。

Aliceの場合、喋り方違うだけで中身みんな僕だが。めっちゃそう思う。


『だいたい学生は毎日三食無料で食堂で出ているのだ。』

での繰り返し、違和感。


ねぇ?これで二話?単に読むだけじゃないから全然進んだ気がしないんだけど。


すまんけど、普通に指摘とかやめて読むかんね。

一旦、とりあえず。


文章において、特にバトルとかは方向を意識しよう。つまり、誰がどこの方向に向けて何を行っているのかを明示しよう。


どうでもいいけど最近企画やってるからかまた文章が安定しなくなってきて、しっかりしんなりしんみりじんわり頑張って関係ない本も漁ってるのだ。


『四話へ』


『ぺこり、と看護婦はお辞儀をし地上へ案内した。』

こういう、~をし、~した。

みたいな繰り返しは極力無くした方がいいと思ってるから、例えば、

『ぺこり、と一礼した看護師は、二人を地上へ案内した』

みたいな?やっぱ文章の整理って大事じゃないかしら?


『五話へ』


『キュッ、と床と靴が擦れる音。』

シンパシー


あと、格好いい解説したくない?

そんなことない?


『『砂掛ババ』。先の怪異は七つの怪談のうち、恐らくこれに該当する。

 しかしその特徴は、老婆の腕が児童を砂場に沈めるというもので、校庭で対処した怪異とは相違点が多い。

 怪談を元に怪異が発生するとはいえ、子供の想像力は豊かなものだ。情報が変化し、当初流した怪談と実際に子供の間で語られる怪談が乖離することも珍しくはない。

 ゆえに、怪談と怪異、その特徴が完全に一致することはない。

 だが、『砂掛ババ』という名称からは連想しがたい先の怪異。元ネタからあまりにもかけ離れ過ぎたそこに、何某かの手が加えられている。それはイチルにも容易に想像できた。』


『『砂掛ババ』……おそらく、さっきの怪異はこれに類する何かだろう。イチルは考える。

真理のスマホに記録されていた特徴には、児童を砂場に沈めようとする老婆の腕を核とする怪異、とあった。先程の出来事を考えると、行動原理自体はそれに沿っているように思えたし、同時に、他に当て嵌まりそうな怪異もいない。ならば、ここは一旦その仮定を踏まえるものとして、実際に見たものとの相違点はどう説明しようか?


 そもそも怪異というのは、それ自体が流動的な大衆マスの影響を受けて、その姿を変容させるものだ。だから、怪異の変異というのはままあることで特別珍しいということもない。

 ただ、あれほど元となった怪談から掛け離れた姿で観測された事例は少なく、それはイチルの心中に少なからず危惧を呼び起こした。

つまり、あれをやった誰か。怪異に手を加え操っている第三者の存在を幻視した。』

ふぅ。(勝手な満足)

まぁでも、解説パートは会話パートと違ってロジカルに進めた方がかっこいいと思うのですよ。

もっとも、人の文章を勝手に書き換えたり不要な添削ばかりしてるやつにろくな人間はいないので、これは無視して結構よ。


『六話へ』


三人称視点である理由がわからんのう。

より正確には神様視点っぽくなくてなーんか素が出てるというか。まぁ、僕は素を出すのを躊躇しない方向でいっか。って思うけどこの作風だとそれが通用するかはわかんない。


『霊力で肉体を保護したのか? 紅儒に指摘されるほど雑で、防ぎきれなかった寺島と異なり。

 いや、服はともかく、その肉体は米川の『霊術』によるものだ。』


この?が誰視点の疑問なのかっていう話。


関係ないけど六剛の上ってあるの?呪術廻戦の特級みたいな。リアリティどうこうはさておきそういうイレギュラーな存在って熱くハートが滾るぜ。そういうの、いないの?


あと、さらに関係ないけど昔、「聖剣使いの禁呪詠唱」とかいうラノベを読んでてね。内容はともかく設定と詠唱とかが死ぬほど格好いいのよ。僕の厨二病遍歴に大きな傷痕を残した作品だね。最終巻のまとめ方がひどいなこりゃって思ったから最後まで読むのはおすすめしないけど、まぁ、なかなか面白いラノベだったと思う。そんで、こういう設定考えるときはちょっと見に行ってもいいんじゃない?っていう。まぁ、ラノベっぽいチープなエロがめちゃくちゃ多いからそれが苦手ならやめた方がいいけど、


『嵐のようにうねる霊力は、寺島の肉体に収まらず周辺を、そして米川を圧迫してる。』

している、だと思う。


あと、

『「中間令華。全てお前の手引きか」』

この中間令華ってのがいつ出てきたのかわからなかった。


『七話へ』


『 クラスI:直ちに人命への脅威はないと予想される

 クラスⅡ:人命への脅威が予想される

 クラスⅢ:複数の人命への脅威が予想される

 クラスⅣ:複数かつ多量の人命への脅威が予想される

 クラスⅤ:国家規模への脅威が予想される

 クラスⅥ:国を超えた国際的な脅威が予想される

 と分類される。』

都市規模、とかはないの?おそらく4あたりがそれだろうけど。


『攻撃の圧にズン、と床に亀裂が入る。』

圧で、かな。


『八話へ』


『ドッ、と真理の胸部の衝撃が走る。』

胸部に、かな。


『この学校に設定された七不思議が一つ、『長廊』。』

七不思議にしては名前がお堅いかなって思った。

もっと子供が呼ぶような名前も用意して欲しいかな。


『十五話へ』


『その周辺に這う白い樹、白木を通じ、氏兒である累はその神経で地下結界の隅々を知覚することができた。』

たぶんこの「できた」って可能とかそんな感じだし、過去できたんじゃなくて、現在できてるってことなら、できる、のがいいんじゃない?


『十六話へ』


『令華は律儀に一部人質が解放した。』

を、じゃない?


『十九話へ』


来い、サカバンバスピスッ!


『二十二話へ』


黙示録の四騎士か、よく聞くけど僕も何かに使おうかね。


『登場人物 2へ』

ありがたいなこれ。

僕もやろうかな。そろそろみんなの困惑が結構上限値いきそうな気もするし。……いると思う?それともちゃんと理解できてる?


『二十七話へ』


『「くだらないとはなんだ。くだらないとは。血も出ない、拳も傷つかない、危険性も低い。最高の拷問ほうじゃないか」』

拷問ほう、って平仮名にする意味があんまりないから変換忘れだと思うんだよね。


それから、関係ないけど一章、二章とかじゃなくって、一章 〜編、みたいに。そこで総括してくれてると尚ありがたいかなーって思った。


『だいたい三十話辺りへ』


慣れてきたのか描写結構定まってるし、いいと思う。あと異能バトルものっぽい感じが普通に面白いと思います。ところで僕はWEB小説をスマホで見てるとき時系列を整理するのが(紙の場合は別である)苦手なので、今どういう感じなのかあんまりわかってません。困ったね。


『三十五話へ』


雨笠エル、良いね。名前。


『三十六話へ』


『「ひさびさに実家も様変わりしたな~」』

ひさびさの、とかかな。


『三十七話へ』


『「全面攻撃はには二つの目的があった。一つは私個人の、寺島先生を足止めする目的。もっともそれは全くの無意味だったが。』

はには。


『三十八話へ』


『「いえ、私がやらせてください」』

私に。


『四十二話へ』


『藤浦与縷はまさか体内に所有していた。』

このまさかはちょっと変かなと。


『登場人物 3へ』

ここまで読んだのに未だに初代水晶眼に対する理解がほぼゼロ。

一体僕はどこで情報を読み飛ばしてしまったんだ。


『四十六話へ』


『仕草ひとつが脅威となるあの巨大な存在に、ここで火だるまと燃やされるのでは。』

火だるまと燃やされるって変じゃない?


『五十話へ』


『 鱗の生えた腕が、与縷の腹部、女の頭を貫いた。

「あ、あ、あっ」

 見開かれる目。その眼前でイチルの腕に女の脳、与縷の腸が掻きだされる。

「あああ゛っ」

焦げた腕を振り上げた。腕から生える天叢雲。それはイチルの腕に突き刺さった。

 ずぷり、と皮膚と肉を裂く剣。』

視点が変わるときは主語を書こう。


『五十一話へ』


『人の記憶は消せないのだから。』

そういう感じの術とか無いの?ありそうだけど。

あるんなら、そう簡単に、とか付けたほうが良いと思うぞ。


『五十四話へ』


『可能性を立証すれば世界さへ滅ぼす、それが『真理』の力。』

古文みたくなっちゃってるぞ。さへ、って。


『寺島は、真理を、怪異を『真理』殺す。

 この攻防を終わらせる。』

『真理』を、じゃない?


読んだ。


『まとめ』

んじゃ、纏めると、

「文章全体の粗は多少あるのだけど十分読めるし、展開や持ってきてる設定等しっかり面白いと思わせてくれたし、単に取り入れるだけでなく解釈を変えたりとか試してるところも好感が持てる。ただ、メソポタミア辺りの下りはなんでメソポタミア?ってちょっと思った。まぁ、そこはあんま気にならなかったけど。あとね、概ね面白かったんだけど。あらすじ何なん?ってちょっと思った。あんまり真理が主人公の話には見えなかったんだよな。だから、なーんか面白かったんだけどそこはずっと気になってた。真理視点のあらすじで、『寺島を失った真理は、しかし必ずやその行方を掴んでみせると立ち上がった。』って言われても、んー?って感じだったぜ。まぁ、面白かったと思うんだけどね。実際展開だけならうわーってなったし、もうちょっと描写して欲しい箇所とかはあったんだけどね。とりあえず、今回読んだ中での個人的順位1位を更新できるくらいの作品だったと思う」

って感じだぜ。好き嫌いはそこまで関係なくしっかりできてたし、もう少しキャラのロールプレイはやろうと思えばできただろうけど十分できてたし。なんだろうな。もうちょい研鑽十分積めば結構いい感じにできんじゃない?これくらい書けるなら。

あと一つ言うなら、作品としてのクオリティは高かったんだけど目新しさがもうちょっと欲しかったかもな。今回の企画の中で十分できてる部類の話だったから言うことでもあるんだけど。

テーマ選択っていうか。よくある話だったから。

要素として新しさが欲しかったです。

それさえあればもう他はまぁ十分なんじゃない?


じゃ、以上です。

企画への意見、ここをこうした方が良いんじゃないかとか、言い過ぎじゃない?とか、もっとここ指摘して欲しかったとかあればどうぞ。


……かなーり長くなったかな。

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