ンガポコ。

あらすじがいいね。普通に売られてる本と比べても遜色ないくらいにはしっかりしてる気がする。

あらすじが良いってのは悪いことじゃない、何せ読む切っ掛けとしてはかなり大きいからね。

キャッチフレーズもこの勢いが良いと思います。

はい。

では、始めます。

『一話へ』


『チュンチュンの唄をほがらかに唄い──。』

チュンチュンの唄はこの主人公の雰囲気でも流石に幼いが過ぎるのではって思ったけど(あと前の単語からの落差が大きい、これはワンチャン狙ってる)、まぁ結局、作者がどう思ってるかだろうから好きにして。


一話はこれ以上言うことないけど。

思ったことは伝えておこうかと。

これなんか、上手く作風が出せてるなって思う。多少の粗ももしかしたら狙ってやってるんじゃないかって許容できる感じはある。読みにくくもないし、突っ込みも突っ込みとして成立する範囲に常識的。突っ込み側がずれてる感じも無い。

それから、しっかり情報も小出しで伝えてくるから情景を想像しやすい。だから、たぶん今までこの企画で読んだものでは一番面白いし読みやすい。

今までは読みやすくても、そこに作風らしき何かはありますか?みたいな作品が多かったからね。好感度高いわ。それに僕の好きなタイプの文章こういうのだもの。入間人間とか読む?あと乙一とか。まぁ、それはいいか。批評戻ります。


『二話へ』


しっかり固有名詞出してきてるの好感度高い。

ラノベ書いてる人はそこらへん曖昧にぼかしがちで、ぼかすのはいいけど結果、そんな回りくどい言い方せんでもよくない?って思うようなときあるからね。


『五話へ』


特に何事もなく流れるように読めた。

ありがたい。

宇宙人はハルヒの長門有希みたいなこといってるけどちょっと違うね。賢そうだけど噛み合ってない感じがかわいいね。


『六話へ』


描写しっかりしまくってるし、

『「あのキラキラッて光ってぐわーってきてぐにゃーってなるのが!?」

「そうだ。キラキラッて光ってぐわーってきてぐにゃーってなるのが私たちだ」』

ここの繰り返しが上手く効いてるし、単に好き。


ただ、名前のルビだけ綺麗に触れてないから他で言ってるように姓名分けて振った方がいいかな。

あと、安斎千代美はガルパンだと思ったんだけどあれは友人が読んでるから知ってただけで詳しくないから一応調べた。パロディが多いと親近感湧くわぁ、勝手な話だが。


『七話へ』


『疲労と貧血で目の前がチカチカしている。』

これってどーんだYO!への伏線だったりする?



『八話へ』


ルビ振れてないぞ。

『「龍の炎の息吹ドラゴン・フレイムをひとつお願いします」』

あと、なんとなくだけどラーメン屋さんだったら炎より赤、レッドとかを名前に採用してるイメージ、偏見だけど。

よしここは僕が考えよう(余計なでしゃばり)


超ド級真っ赤ッか竜ぁー麺ドレッドレッド・ホットチリ・ドラゴン

でどうですか、先生!

ちなみに最後のは、

りゅぅ(ろん)あーめん⇒らーめん って読みます!あと、ド級のドが片仮名なのはドラゴンとかけて。

採用してくれないかなぁ。

あと、一応他でも言ったけど片仮名や平仮名混じりの文にルビ振るときは

ルビ《るび》の先頭に|おくと振れるぞ。念のため。

それと、これは九話の話だけど、あなたかぐや様好きねぇ。


『十話へ』


『 私が黙ったままぐるぐると思考を巡らせていると、本をめくっていたンガポコが不意に動きを止めた。』

っていうか、あなたマジで僕みたいな書き方するわね。絶対何かしら同じような小説読んでる人の気配するわ。まぁ、僕よりは心情描写しっかりやってるとも思うけど。


『十一話へ』


『主人公が対立する敵役を打ち破る』

これって、が、と対立するの間に『己と』が省略された形だと思うから別段読みにくいってこともないけど一応入れてもいいかもしんない。


あとは最後まですんなり読んだ。

『まとめ』

読んだのでまとめます。

「僕のツボを刺激してくるタイプの話だったので僕はめっちゃ面白かったです。ただ、僕が言えることでもないし、わかってはいるだろうけどライト層を置いていくことが大前提になってるような話なので固定のファン層を積むしかない話だと思いました。誤字なんかもなく、しっかりやってるなとも思いました。ンガポコ、という固有名詞もしっかり魅力を感じる何か不思議な呪文的な扱いとしては最適だったかと。突っ込みどころとしては美談風のオチがちょっと、いや、悪くは無いんだけど僕は地球人より高次元の生命体が言われたことをそのまま受け取ったりとかがあんまり好きじゃないのでもうちょっと穿った形で心を何となくつかんだ…みたいなオチにして欲しかったかな。大体、ンガポコ自体は一偵察員みたいな形で来てるけど他の異星人たちとも繋がってるわけで、そんな簡単に心変わりするっていうのがねぇ、とは思ったけどそんくらいです。出来は悪くなかったと思うし、よくあるテーマで上手く書けてるなぁと思いました。強いていうならめちゃくちゃ強い個性が足りなかったかもですね。ンガポコは確かに要素としては強めだけど変な名前の宇宙人ってとこで、宇宙人って役を得たことで逆にンガポコが嵌まっちゃってるというか、まぁでも、しっかり面白かったです。あと、あんま批評にならんくてすまん」


じゃ、以上です。

企画への意見、ここをこうした方が良いんじゃないかとか、言い過ぎじゃない?とか、もっとここ指摘して欲しかったとかあればどうぞ。あとラーメンの名前は採用を検討してみてください、勝手に喜びます。

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