第4話 ドラゴニュート…でも無いかもしれない

 リザードマンの成長は早い、ホントに早い、ヤバイくらい早い、卵から孵ってだいたい6ヶ月になるが…良く育つ奴で大人とほぼ遜色無い位成長している。

 何度も噛み付いて来た彼女(リザードマンの性別はパット見分からないが…なんとなく、頭の奥底で男女判定出来る)は3ヶ月前は俺と大差ない筈だった、それがもう2m辺りである、因みに大抵のリザードマンも2m辺りが平均で時たま5mに達する個体も居るそうな、と言うか郷の戦士長がソレですね、リザードマンのメインウエポンである『短槍』の訓練をしに来る師範でもあり…『やらかし屋』の『仮親』でもある。未だ『オヒトリサマ』です

 リザードマンの…と言うかこの郷の『モテ男?』は『スラッとした』『美しい鱗の』『良く狩猟が出来る』事が通例で、

 『仮親』は其処にまるで当てはまらず…『ゴツく』『デカく(5m)』『狩猟が下手』なのである。

 『狩猟が下手』な代わりに『戦う姿』が美しく、郷で唯一の『ニ槍流』使いであり、『短槍術』でも他の追随をゆるさないのだが…デカくてゴツイのがいかんダケなのである。

 …ホントはモテては居るんです、身長の小さい子達に、気遣いも出来るので、ただ対象が本人の希望最低身長(2m)無いだけで…本人曰く(2m以下の)ロリは恋愛の対象外なのだそうで…

 …この前は、宴の後酒を樽で呑みながら『適齢期過ぎる前に性別変換して若い男を襲うのも手か…』と言っていたのは世迷い言だと思いたい

 【うんちく!この世界のリザードマンは脱皮の際性別変換が可能です】

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