〜主人公の妻一覧part2〜

数が多すぎるのでpart1とpart2に分けさせて頂きます。ここでは幹部候補生とその他の人物の主な特徴を載せておきます。第〜は便宜上つけているだけで序列とかではないです。


①第十一夫人→クーフォ・モリタニ


主人公達が迷宮都市シリスティラビンのオークションにて、競り落とした獣人族。中でも珍しい九尾種の少女であり、その金色の美しい九つの尾は多くの者を魅了する。だからだろうか。その尾を見た者は知らず知らずのうちにそこへと手を伸ばしているとかいないとか・・・。組織の中でも特にノエ・レオナ・ローズがそれに抱きついてはモフモフしていおり、ラミュラがそれを羨ましそうに見ているのが日常の風景となっているのはここだけの話である。役職としては"十長"のリーダーを務め、その的確な判断能力と俊敏な動きを以って敵を蹂躙する。"十長"の面々からは全幅の信頼を置かれ、例えば"十長"だけでの会議などでは最終的な決定権と一番の発言力を有する。好きなものは主人公と仲間達、それと甘いお菓子。嫌いなものは苦いものと辛いもの全般。


②第十二夫人→モール・モリタニ


主人公達が迷宮都市シリスティラビンのオークションにて、競り落とした竜人族。幹部であるラミュラの妹で5年程前に里を飛び出した姉を探しに里の外へ出た。姉を尊敬し慕っているが、そんな姉が敬愛する主人公と出会い、世界の広さを知る。今では最優先事項が主人公となっており、当初は姉と同じように常に主人公の傍らに控え、その身を案じていだが、やがてその必要がないことを知り、他に自分にできることはないか模索する日々を送っている。性格は姉とほぼ同じではあるものの、一方で急におちゃらけたいという衝動に駆られ、しばしば暴走することも。"十長"の中ではクーフォを支えるサブリーダーのような役割を務め、彼女が迷ったり助けを求めてきた時は適切なアドバイスと行動で補佐する。好きなものは主人公と仲間達、それと和風の食べ物や飲み物(和菓子も含む)。嫌いなものは嘘をつく者。


③第十三夫人→リーム・モリタニ


主人公達が迷宮都市シリスティラビンのオークションにて、競り落とした魔族。中でも夢魔種という性に対する欲求が強い種であり、と同時に良くも悪くも異性の目を惹きつけてしまうといった体質を持つ。とはいってもそれは主人公と出会うまでの話だった。心の底から好意を抱く者ができた瞬間、夢魔種としての特性はだいぶ薄れ、寄ってくる異性も少なくなった。ところが、それ自体は本人にとって良いことではあるものの、一方で主人公の目を惹きつけることができなくなったと本人は嘆いていた。そんな時、ティアに"そういうのは種族の特性に頼るのではなく、自分の力で何とかしなさい"と諭され、心を入れ替える。以降、ローズに諭した時と同じようにティアが後悔するようになったのは言うまでもない。好きなものは主人公と仲間達、それと夜の街。嫌いなものは好きでもないのに好意を向けてくる者。


④第十四夫人→リーゼ・モリタニ


主人公達が迷宮都市シリスティラビンのオークションにて、競り落とした元王女。訳あって自国が滅びてから割とすぐに黒ローブの集団に捕まり、オークションに売りに出された。主人公に対しては当初、自身の出自がバレることを危惧して警戒心のようなものを抱いていたが、やがてすぐになくなり、それが恋心へと変わるのにそう時間はかからなかった。元王族というのは伊達ではなく、普段の所作一つ一つに気品さと優雅さを感じさせる。それが仲間達にある種の緊張感のようなものを与え、幹部候補生や幹部以外は皆、彼女が近くにいると自然と背筋が伸びる思いである。ちなみに"十長"の中では場を引き締める役割を担っている。好きなものは主人公と仲間達、それとティーパーティ。嫌いなものは下品な者。


⑤第十五夫人→ケープ・モリタニ


主人公達が迷宮都市シリスティラビンのオークションにて、競り落としたケンタウロス族。種族の特性上、自身よりも実力のある者にしか従わないのだが、主人公の実力の一端を垣間見た瞬間、自身のこの先の全てをこの者に委ねようと心に誓った。主人公次いで最高幹部、幹部と優先事項を決めており、本人は縦及び実力社会を好む。騎士道のような精神を持ち、それに満足しているはずなのだが、カナ・サナ、それと玄組の子供達にそこをイジられると何故か、へこむ。実は組織の中でラミュラの次にムッツリ。"十長"の中では会議などで話を逸そうとするメンバーを窘める役割を担っている。好きなものは主人公と仲間達、武器類(コレクション)。嫌いな者は不真面目な者。


⑥第十六夫人→アゲハ・モリタニ


主人公達が迷宮都市シリスティラビンのオークションにて、競り落とした虫人。住んでいた村を滅ぼされた後、黒ローブの集団によってオークションに売りに出された。真面目すぎず、かといって適当という訳でもないちょうどいい性格をしている。それは組織の中で一緒にいて最も居心地の良い存在と言われる程であり、彼女の周りには誰かしらがいることが多い。部下の面倒見も良く、しかしながら、それは直属の上司であるスィーエルがやや大雑把な性格な為、自分がちゃんとしないとという危機感から色々と動いていった賜物であり、彼女自身もなんだかんだいってスィーエルと行動を共にしている時が一番生き生きとしている。事実、周りからはスィーエル・アゲハを名コンビとして推し出す勢力がいる。また、その一方でスィーエル・レオナを名コンビと主張する派閥もあるとかないとか・・・。好きなものは主人公と仲間達、それと美しい景色。嫌いなものはだらしない者。


⑦第十七夫人→バイラ・モリタニ


主人公達が迷宮都市シリスティラビンのオークションにて、競り落とした花人。綺麗好きでやや潔癖症。組織の中で(主人公を除く)最も数字や商売に造詣が深く、普段はそれらを活かした活動をすることが多い。また、外交官や組織の中での報連相の精査、情報管理、書類作成などティアの業務の一部をサラと共に補佐したりと彼女の得意とする仕事がわんさかある為、常に忙しくしている。組織の中で最も稼働しているといっても過言ではなく、その手腕は"バイラに居なくなられたら困る"と主人公に言わしめる程。好きなものは主人公と仲間達、それと清潔感のあるもの。嫌いなものは清潔感のない者。


⑧第十八夫人→リース・モリタニ


フォレスト国の元王女で主人公達と初めて出会ったのはシリスティラビンの上級ダンジョンである。再会を果たした当初は主人公達に性別を隠して接していたが、ひょんなことから、それがバレてしまう。フォレスト国での一件以降、主人公への想いがどんどん強くなり、今では呼吸するかのように自身の気持ちを主人公に対して素直に伝えている。元々は世間知らずで無鉄砲な性格だったが、主人公達と接するうちに変わっていった。先輩達へは皆等しくリスペクトがあり、後輩に関しても皆等しく期待を寄せている。一部で独特なファンがおり、どこかにファンクラブが存在するとか・・・しないとか・・・。晴れて王女から解放された今では好きな人と普通に結婚して、子供ができて、大きなお家で、幸せな家庭を築くことが彼女の理想となっている。もちろん、主人公との将来を妄想することも忘れない。いつの日か、その夢を実現する為に日夜、奮闘中。好きなものは主人公と仲間達、それと幸せな家庭。嫌いなものは貴族。


⑨第十九夫人→セーラ・モリタニ


主人公達が依頼を受けて向かった先に在籍していたセントラル魔法学院の元生徒。努力型のエリートで勤勉家。曲がったことが嫌いな性格をしており、分からないことは分かるようになるまでトコトンやらないと気が済まないタイプ。主人公達に出会うまでは少し鼻が伸びていた部分もあるかもしれないが、それもすぐに矯正され、今ではどんな相手・物事に対しても油断せず、全力で向かうことを信条とするようになった。ティアと同じく常に敬語で話すが、それはデフォルトでそうなっているだけで別に何か特別な理由があるとかではない。遊撃が得意ということで遊撃部隊に配属されたがその才能は部隊の中でも一、二を争う程。好きなものは主人公と仲間達、それと洋風の食べ物や飲み物(洋菓子も含む)。嫌いなものは天狗になっている者。


⑩第二十夫人→ウィア・モリタニ


主人公があお鷹爪ようそうとの軍団戦争レギオン・ウォーを終えた直後に出会った獣人族。元々は獣人族領にある大国"ビスト"の第一王女でかつては"お転婆姫"と呼ばれていた。獣人族の中でも比較的戦闘能力の高い虎人種であり、その武力とカリスマ性で以って獣人族のみで構成される巨大軍団レギオン獣の狩場ビースト・ハントを率いている。当然、そんな強く気高く男勝りな彼女に憧れて、入団を希望する者は後を絶たない。一方で実はロマンチストな一面もあり、幼い頃から勇者が囚われの姫を救い出すお伽噺を好んで読んでいた為、そんなシチュエーションに憧れていた。しかし、そんなことがそうそう起こる訳はないし、ましてや自分が姫として囚われて、そこを颯爽と救い出してくれる勇者が現れるなど都合が良すぎると諦めてもいた・・・。と、そんな中、まさに思い描いていたシチュエーションで自身のピンチを救出されたことにより、主人公への熱い気持ちが芽生え始め、気が付けば主人公の周りをうろちょろする日々を送り始めていた。好きなものは主人公と仲間達、それと英雄譚や素敵なお伽噺。嫌いなものは束縛してくる者(好きな人を除いて・・・むしろ、主人公には束縛して欲しいと思っている。それどころか、俺様口調で振り回して欲しいとすら)。








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