第3話Bランクダンジョン

宿に戻っこれからの事を煉る ここら辺りのⅭランクダンジョンは全て踏破したのでBランクダンジョンを求めて

他の国にでも行くかという事でダンジョンの情報をギルドで集める ラリウス王国に手つかずのダンジョンがあるらしい

ただ あそこの国は害意を持った者の侵入を拒むため 悪意を持つ冒険者は入国さえ出来ないようだ

まあ 俺らに国や国民を害する気は無いので大丈夫じゃないかと軽く決める

聖王国に向かう馬車の中でノエルはぐったりしていた どうやら馬車には弱いようだ 仕方なく膝枕をしてやると

スンスンを匂いを嗅ぎだし「シリウス~(犬)」と抱き着いてきた 他の乗客の目もあるので止めてて欲しい

聖王国に着いたらノエルだけ入れなかった

「何か 良からぬ事を考えてないか?」俺が問うと

「何 生意気な奴がいたらをぶっ飛ばしてやろう」と考えただけだ

その考えをヤメロ 俺たちは純粋にダンジョン攻略に来ただけだからな

何も考えるなと言って再度門を通ると 無事入国出来た

「おや!君達見ない顔だね 入植者かい?」

綺麗な顔の青年が話しかけてきた

「いえ  Bランクダンジョンにアタックしようかと思いまして」

「そうか 冒険者か 頑張ってね」

「あ!クロノス王 こんにちは」

街を行く人々が声をかける

「え!あの人がクロノス王なの?」おれがビックリしていると

「心配するな シリウス(人間)の方がよっぽどいい男だ」

馬車酔いも治り 門も通れた事でいつものノエルさんに戻ったようだ

早速ギルドへ行きBランクダンジョンの情報を集める この国には三聖女と呼ばれるパーティーがおり大陸一だと言われている

ダンジョンには朝乗り合い馬車が出ており 皆それに乗って向かうようだ

門前町に宿を取って 観光名所の世界樹を見に行く

「うわ~ でかいな」と驚いていると

「お主 勇者だな」木の根元に立っている女性がノエルさんに声をかけてきた

「ふむ そうか」女性は腕を組んで何か考え始めた



 宿へ帰り飯を食って 各自の部屋へ戻るのだが何故かノエルさんは俺の部屋に居る

そして おもむろにプレートアーマーを脱ぎマッパになると俺もマッパにされベッドに

押し倒される

「シリウス(人間)の肌はスベスベして気持ち良いなあ シリウス(犬)の毛並みも良かったが また違う良さがある」うっとりと独り言を言いながら寝息をたてはじめた

俺もまだ18歳の若者である こんな事されたら もう 煩悩を振り払って俺も眠った 眠れるか!!



「のう クロノスよ 勇者が来たのは知ってるか?」

「ああ 男女二人組の女性の方だろ」

マリアートは難しい顔をしている

「勇者が現れたということは 魔王も既にどこかで誕生している可能性がある」

「そいつは 面倒だな」

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