第8話爽籟

風に乗り流され雲は飛天の舞

  我 爽賴そうらいに耳かたむける






 金風に続き、爽籟も秋風の別名。

 秋風の風の音を笛の音にたとえて 「爽籟」というそうな。「爽」は字の通りさわやかという意味で、「籟」は穴が三つある簫の笛 (小さい竹の管を長短不揃いに並べた楽器)のこと。

 その穴から発する響きを、 風の吹き通る音に見立てたみたいですが、昔の人って、感受性が高かったんですね。


 明日は秋晴れになあれ!

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