第5話

 テキトーにジャンプした。

 荒廃した世界。何もない。いや、自然はある。廃墟も。

 遠くの方に見える山へ向かって歩き出す。

 しばらく歩いて、足が痛み出した。

 ……かゆい。虫にさされた。

 日が沈む。暗くて何も見えない。月が出ていない。

 猿か鹿か、鳴き声が聞こえ始めた。オレは怖くなり、ジャンプした。

 自室。安心だ。部屋の壁には世界地図がはってある。地図上でカーボベルデを探して……見つけた。そして、気分は晴れなかった。

 

 

 

 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る