第3話
ベッドに横になって、金の延べ棒をながめていた。さて、どうする?
目をつむると、色々な異世界のヴィジョンが浮かんだ。どれにしようか。
よし、この中世ヨーロッパ風の世界にしよう。グーグルアースよろしく、大陸にある市街地を拡大して見てみる。暗い裏路地に注目すると、悪漢たちに囲まれた美少女がいた。
「へへへ。こいつ、ガキの割に良い体してやがる。大人の俺たちが色々教えてやるぜ」
「……や、やめて」
オレはベッドの上で興奮していた。悪漢たちよ……。
「さあ、嬢ちゃん、服を脱ぐんだ。それとも脱がせてほしいのかい?」
「……ゆ、ゆるして」
「そう悪い気分にゃせんよ。お前も女になるんだ、へへへ」
「や、やめてっ……イヤーーー!!」
少女の悲鳴を聞いて、市民たちがやって来た。
「おまえら、そこで何やってる!俺たちの街で好き勝手にはさせんぞ!流れ者のクズどもが!その女の子を離すんだ!」
悪漢たちは、数の多い市民たちに囲まれリンチされた。
何てこった……。オレは異世界のヴィジョンを見るのをやめた。
ベッドの上でスマホを操作し、エロ動画サイトを開いた。サンプル動画を見漁り、何とか落ち着くことができた。
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