逃げるが勝ちだった
雫🍀
第1話 入社当日 先制パンチとお先は真っ暗?
「誰も助けてなんてくれないからね、もちろん私も。」
入社して挨拶まわりを始めようとしたところ、今後直属の上司になるで
あろう女性の先制パンチがきた。
挨拶回りに一緒に行こうと言ってついてきてくれた先輩は私の横で
青褪めた顔をするだけであった。
理解したくないというか理解できなかったパンチをもらった私は、
とりあえず就職課の先生方に取り敢えず、頭真っ白になってもこれだけは
忘れず言っておきなさいよと念押しされた
「ご、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。」と言うのが精一杯だった。
時が過ぎて、今思う事は、資格を取りながら求人雑誌を見て求職活動するなり、
没頭出来るような趣味を見つけるべきだった。
「世の中金だ!金ありゃなんとかなるから働け!!貯めるべし!!」
と思っていたが今は「世の中、健康と金だ!!筋肉つけるべし!!」である。
社会人なりたてのピカピカの1年生の私は、ようやっとの思いで決まった
この就職先に、精神的に追い詰められ、体を壊していくまでの9年間
この先制パンチ女上司とその上の偉い人達の顔色を窺い、次の就職先は
ないと強く思い、離してなるものかと、おバカにもガッツリしがみついて
しまうのである。
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