第37話 あなたが、「義姉」・「義妹」でしたか!!?
「あはは、すまない、すまない。にしてもユミナの恋人、一度見てみたいな〜」
「うん?? どうしてですか?」
「う〜ん。変に捉えないでよ。ユミナを初めて見た時に......その恋心を抱いてな」
「あ〜あ〜 それはー............そのー............」
「さすがにリアルを知らない相手に恋するのはどうかなって思っていたが、幸運にもリアルで恋人ができて......キッパリ、ユミナの想いを切ったんだ」
「そ、そうなんですか......なんかすみません」
「いや、変な感情を抱いた私が悪いというか......」
「それで、その......恋人さんはどんな人なんですか。あっ、すみません。リアルの話はダメですよね」
「そうだな、アウトゾーンってやつだね。まぁ、これだけは言える、幸せだよ!!」
「それじゃあ、私も。恋人ができて幸せです!!」
「こうも私たちが幸せなオーラを出しているのに、相方が来ない」
「やめてください......悲しくなります」
(それにしても、なんで白陽姫ちゃん......来ないんだろう??? 私のメッセージに返信した内容では、今白陽姫ちゃんも『
『
(白陽姫ちゃん......いったいどこにいるの〜〜〜)
うん?? なんか今、変な事に気が付いた。白陽姫ちゃん? 白・陽・姫......白? 白い服。陽? 太陽のように眩しい存在。姫? プリンセス? 女の子が憧れるお姫様。成長すれば、女王にもなれる。リーナも一応、姫様だし......いつかはマリアさんの後を継いで吸血鬼の国の女王になるのかな......女王? クイーン????
いや......まさかな、そんな安直な名前あるわけないし。でも、プレイヤーネームって意外にも安直が多いと聞く。
私も弓永せつな。
......なんか、”み”の後ろに見覚えのある文字があるけど、気にしてはいけない。私が苗字と名前の文字を使ったのは事実。断じて、苗字だけで私のプレイヤーネームは完成しない。じゃないと”せつな”が可哀想だから......って何の話だっけ。
そうだよ、そうだよ。私でさえ
不安を解消するために実行に移る私。
「あの、クイーンさん」
「どうした??」
「少し、耳を貸してくれますか?」
クイーンさんに近づく。耳元で囁いた。
『もしかして......
立ち上がり、戦々恐々としたクイーンさん。クイーンさんも何かを閃き、座り出す。
「ユ、ユミナ......少し、耳を貸してくれないか」
今度はクイーンさんが私の耳元で囁く。
『もしかして......せつな?』
クイーンさんの手が離れる。目を合わせ、私とクイーンさんは相手に対しての質問に、ゆっくりと静かにうなづいた。
そして、お互い......居た堪れない表情を出す。目線を下へ。手を後頭部に置く。
「「アアアアァァァァァァァァ!?!??!?!?!??!!?」」
巨木の下で不釣り合いな絶叫が木霊する。私達のなんともいえない叫び声に驚き、周囲のプレイヤーは徐々に距離を離れる。一定の空間領域には私と
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